勝てる計画力。広い情報源と深い情報で目的達成のルートを見つける。【忍者の技と知恵 #295】

目的を達成する。利益を上げる。勝つための計画プランニングには情報が必要です。広い情報源と深い情報を得て、目的を達成できる要素を見つけてルートを構築することが勝てる計画になります。

仕事を含めた様々な物事をスムーズに運ぶためには、発生する障害を考えて回避する必要があります。障害の発生原因を見つけ、その原因を避けることができれば障害は回避できます。

忍術で、潜入している敵忍者を捕まえて仲間にし、偽情報を敵に届けさせて罠にはめる術を「天唾てんだの術」といいます。

捕まえた敵忍者を味方「反間」にしたら、敵城に送り返して仕事仲間や知人から内部の情報をさらに聞き出し調査させます。孫子の兵法では敵国民を忍者にすることを「郷間ぎょうかん」、敵国役人を忍者にすることを「内間」といいます。

反間という情報を掴むチャンスを手に入れたら、それだけに留まらず、さらに深く広く展開します。膨大な情報データの中から敵の隙価値のあるデータを見つけ出すことが、勝つための作戦プランニングにつながります。

まずは情報を増やす、情報源を増やす、情報のネットワークを蜘蛛の巣のように張り巡らし、多角的に情報を観ることで構造の穴を見つけることができます。

反間を足がかりに、敵国内に仲間を増やす。

【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新！『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

図解 万川集海 第三帖「陽忍編（上）」

図解 万川集海 第一帖「序・正心編」（無料版：2023再編集）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

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