本当の正義は論破ではなく、相手の気持ちを汲み取ること「口論をしない」上忍の条件22【忍者の技と知恵 #147】
最も優秀な忍者を忍びの上手「上忍」と呼び、忍術伝書『万川集海』によれば上忍と呼ばれる忍者は、9種類32個の条件を達成したものであるといわれます。
第22個目に出てくる上忍の条件は「口論をしない」です。
人と言い争うことを嫌い、口論を避けることは忍者に必要な素質です。些細な言い争いは敵を作ることになります。忍術伝書『正忍記』にも「人を破らざるの習い」という、人を論破してはならないという教えがあります。自分が正しくても、相手の気持ちを考えず論破するというのは、こちらの考えを受け入れてもらえないだけでなく相手に嫌われることにつながります。
人間社会は人と人のつながりで機能します。いつでも円滑に事を運べるように、衝突は避けて淀みなくスムーズに動作するように備えることが大事です。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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