「合言葉」は敵味方を見分けるキーワード?違う、味方を認識するためのツール【忍者の技と知恵 #233】
敵味方が入り乱れて戦う戦場で、誤って仲間と戦わないように決めるキーワードが「合言葉」です。合言葉は毎日変える、時には昼夜で変えるようにします。同じ合言葉を二日以上続けて使うと敵忍者にキーワードを知られてしまい、侵入を許してしまう可能性があるからです。
「合言葉」の目的は敵味方を識別し同士討ちを避けることですが、どちらかといえば互いが仲間であることを確認するツールと言った方が正しいかもしれません。戦場は敵味方が入り乱れ混乱する以前に、味方だけでも人数が多いもので、一人一人を認識することは困難です。そこで個人としての認識ではなく、もっと単純に味方として認識するために合言葉を利用します。合言葉は敵か味方を判断するツールというより、味方であることを認識するツールと言えるでしょう。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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