新規プロジェクトを成功させるための「覚悟」:忍術「蛍火の術」に学ぶ【忍者の技と知恵 #347】
“新規プロジェクトを始める”というのは、それが”成功すると思っている”から始めるものです。しかし、成功は勝手にするものではなく、人が努力して成功するように行動しなければならないのが事実です。
敵軍に頭のいい軍師がいるとき、忍者は敵軍師と自国が内通している偽の手紙を作って送り、軍師を陥れる謀略「蛍火の術」を仕掛けます。偽手紙を送届ける役の忍者のは、①高い報酬を得て、命を捨てても任務を全うできる。②家族、子供が多くて貧しい人のどちらかが適任です。
過酷な任務の中、敵に捕まり寝返ってしまっては逆に味方の被害になります。命を捨ててもやり遂げる覚悟という忠誠心が高い人、もしくは家族を養うために命を賭ける覚悟をもった人を「蛍火の術」では使います。
“やり遂げる力”というのは、”絶対に成功させてやる”という覚悟です。覚悟とは、自分の持っている何に変えてもそれが優先される意思です。忍者の場合は任務と命を天秤にかけて、任務が優先されるから、それは”命をかける覚悟”と言えるのです。現代に生き、普通の仕事をする僕たちにとって、命をかけるほどの重要なプロジェクトは基本的にないですが、自分の気持ちの中でプロジェクトの比重をどこに置けるか考えることが“やり遂げる力”になるのかもしれません
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