恩を受け、恩を返す。支え合う社会での信頼「恩を忘れない」上忍の条件12【忍者の技と知恵 #137】
最も優秀な忍者を忍びの上手「上忍」と呼び、忍術伝書『万川集海』によれば上忍と呼ばれる忍者は、9種類32個の条件を達成したものであるといわれます。
第12個目に出てくる上忍の条件は「恩を忘れない」
人に与えられた恩を忘れず、恩返しを行う。封建制度下では、家臣は主君のために働き、主君はそれに対して恩(報酬)を与える。上下関係と雇用関係が御恩と奉公というシステムで確立されていた。
恩を受けるというのはそのコミュニティや人間関係の中に属していることを表し、恩を返すことで相手とコミュニティのために貢献することを表す。人は一人では弱く生きていけない、互いに支え合って全体として生きようとするシステムが社会であり、恩という関係性によって信頼を表すことができる。
恩は行動で返すこともできるが、一番簡単なのは恩に対して感謝の言葉を伝えること。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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