口コミを利用した計略で相手に取り入る【忍者の技と知恵 #301】
PRや宣伝の方法には直接相手に訴えかけるものと、人伝いで聞いたり知らぬ間に目にしているように間接的に相手に伝えるものがあります。
忍者が味方を裏切って敵に寝返り、敵の信用を得てチャンスが訪れたら敵将を倒して味方に戻る。これを「谽谺の術」といいます。
山彦は、山に向かって声を出したり手を叩くことで起きます。音の発生源は一つでも、響きがこっちとあっちにあるように、騒動を起こして内外に噂を響かせるせることから谽谺の術といいます。
どんな事でも知らぬ間に話が広まり、知らない所で噂になっていることがあります。悪い噂は困りものですが、口コミというのも現象は一緒です。直接的に情報を相手に伝えるのではなく、間接的に伝える方が相手の警戒心(批判、抵抗)は低いでしょう。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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