常識を利用して勝利を得る。敗鬼神の方位【忍者の技と知恵 #184】
城や陣地、屋敷に籠るとき、敵の進行ルート上に「外聞」という警備兵を配置します。
警備は主に「敗鬼神」と呼ばれる敵の現れる可能性の高い方角に配置します。
敗鬼神は方位占いで凶とされ、この180度反対の方位が吉となります。敗鬼神の方位は六十干支の日付を元に子・卯・午・酉の日ならその十二支から数えて12個目の十二支方位、丑・辰・未・戌の日なら8個目の方位、寅・巳・申・亥の日なら4個目の方位です。
方位占いは決まったルールの元結果が求められるため、敵味方関係なく誰が算出しても同じ答えが導かれます。そのため味方にとっては凶であっても、敵から見たら吉方位となり、敵が占いを信用して攻めてくれば容易に対処できます。
互いに共通認識のある物事は予想がしやすいものです。なおさら当たり前と思ってやっていることは思考判断が欠如しています。状況を俯瞰して見ることで当たり前の中の穴を見つけて対処したり利用することができます。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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