語れば説得力があり、聞けば話を理解し、機転の効いた返答をする「話術」上忍の条件26【忍者の技と知恵 #151】
最も優秀な忍者を忍びの上手「上忍」と呼び、忍術伝書『万川集海』によれば上忍と呼ばれる忍者は、9種類32個の条件を達成したものであるといわれます。
第26個目に出てくる上忍の条件は「話術」です。
話すのが上手く、語りに説得力がある。相手の話に機転の聞いた返答ができることが忍者には必要です。忍者は敵国の市民や官僚に近づき情報を聞き出したり、偽の情報を流すことがあります。情報を引き出すには相手が自分から喋り出すように話を運び、信用を得たり偽情報を流すには説得力を持って話をしなければなりません。
コミュニケーション能力とは、自分から話す力、相手の話を聞く力、話を理解する力、上手に返答する力といくつかの技術に分かれます。
技術は目的によって使い分けられ、自分の意志や考えを伝えたいから「話す力」を使い、相手から情報を得たい(また相手のことを知りたい)から「聞く力」を使い、聞き知った情報を使うために(また相手のことを分かりたいから)「理解する力」を使い、相手の話をより引き出したり自分の意志を伝えるために「返答する力」を使います。
会話の中で、自分は何を目的としているのかに気付ければ、上手に話を運ぶことができるようになります。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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