原因-過程-結果の罠:偽情報に惑わされないための3つのポイント【忍者の技と知恵 #350】
人は行為(過程)を見てなぜそんなことをするのか想像し、その結果を見て理解します。しかし、物事には過程と結果の前に原因があり、原因を究明しないことには真実を理解できないことがあります。
敵軍に頭のいい軍師がいるとき、忍者は敵軍師と自国が内通している偽の手紙を作って送り、軍師を陥れる謀略を仕掛けます。これを忍術では「蛍火の術」といいます。敵軍師の家にあらかじめ忍者を家来として潜入させているなら、忍者は偽手紙を持って自国に届けるフリをして敵に捕まり、内通してるという偽情報を流します。
敵から味方に偽手紙が来ても、味方から敵に偽手紙を送っても、軍師は内通してると疑われます。偽手紙のやり取りがあるという行為に騙されるのです。原因-過程-結果に見落としがないかを確認し、客観的に物事を捉えることが正確な情報を得ることに重要です。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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