見出し画像

忍者は目的を達成したら素早く撤収する【義盛百首 忍歌24】

画像1

「城中や 陣中を知ると 早くただ 立ち帰るこそ 巧者なりけれ」
忍歌 義盛百首 第二四首

【現代語訳】城や陣の中を探り終わったなら、足速にその場を去り帰るのが巧者である。

【解説】敵地に潜入して必要な調査活動が終われば、余計なことはしないですぐにその場を離れて自陣に帰る。いつ敵にバレて捕まったり殺されるかわからない危険な状況下なので安全確保を第一に。また、情報は素早く将軍に報告して敵の先をとる。

【超訳】仕事において必要以上の余計なことはしない。余計なこととは、リスクに対するリターンを考えて判断する。死のリスクに対して得られる情報が僅かならそれ以上やらないのが忍び。普通に仕事をするなら死というリスクはないが、精神疲労や身体疲労というダメージは受けたりする。やりすぎないことを考える。


義盛百首とは…
伊勢三郎義盛に仮託し作られた忍者の心得を読んだ計百首の歌。伊勢三郎義盛は伊賀出身で、源義経の配下で忍者として活躍したとされる。義盛百首は忍歌と呼ばれることもあり、軍法侍用集や万川集海などの忍術書に登場する。


🥷忍者の思考と精神を身につけるべく、日々修行を行ってますので見届けてもらえると幸いです。あとお仕事のご依頼もお待ちしております🙇‍♂️。サポートは兵糧(ひょうろう)に使わせていただきます。 WEB:https://shinobi-design-project.com/home