道具はあくまで補助、使う人の能力が重要【忍者の技と知恵 #42】
忍術秘伝書『万川集海』には忍者に必要とされるスキル「忍術」が全21巻におよび記されています。膨大な内容ですがそれらは概要であり、本来は師匠について長い年月をかけた指導、修行を経て会得できるのが忍術と言われます。
『万川集海』で正心、将知、陽忍、陰忍、天時に続き最後に教えられるのは「忍器」です。
「忍器」は忍者が忍び込みなどの任務に使用するための道具で、壁や建物を登るための登器、川や堀など水の上を渡るための水器、壁に穴を開けたり扉を開くための開器、照明や連絡、放火、破壊のた