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忍術の研究

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忍術について気づいたこと、現代のビジネス、デザイン、日常生活などへの活用法を考え書き記します。🗒🖋 (忍術とは、忍者のお仕事である「諜報活動・謀略・工作」などに必要となる情報収集…
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2021年4月の記事一覧

成果を記録して評価に繋げる。影に潜む忍者の自己アピール【義盛百首 忍歌89】

「敵方の 城や陣所に 名を書きて 忍ぶ手柄を 人に知らせよ」 忍歌 義盛百首 第八九首 【現…

声を合わせて行動するのは、チームの心と行動力を合わせて力を発揮するため。忍者と侍…

「火を付けて 味方近づく ものならば 時を作りて 声を合わせよ」 忍歌 義盛百首 第八八首 …

評価される仕事をする。評価を得るために忍者が考えること【義盛百首 忍歌87】

「敵方の 旗馬印 取り来るは 味方のために 悪しきとぞ聞く」 忍歌 義盛百首 第八七首 【現…

良い評価をもらうには良い仕事の証明が必要。印という忍者の任務証明【義盛百首 忍歌8…

「敵城(しろ)の 忍ぶ印を 取るならば 紛れぬ物を 肝要とせよ」 忍歌 義盛百首 第八六首 …

状況を読みタイミングをつかむ。大胆の前の慎重さが忍者を生かす【義盛百首 忍歌85】

「城や陣に 火を付けぬべき 時はただ 暁方(あかつきがた)の 風を待ち得て」 忍歌 義盛百首…

マインドフルネス瞑想の弱点と限界【抜け落ちた思想と修行】

マインドフルネス瞑想は、瞑想のポイントをマインドフルネス(今ここに集中)に絞り科学的に効…

人と人との関係性を考えて大きな力を発揮する。忍者と侍の連携力【義盛百首 忍歌84】

「城や陣に 火付けを入れんと 思いなば 味方近付く 時を待つべし」 忍歌 義盛百首 第八四首 【現代語訳】城や陣への火付けの決行は、味方が近づく時を待ってから 【解説】火付け、つまり放火は味方部隊と息を合わせて実行しなければならない。味方部隊は敵城の近くまで寄って潜み、攻撃体制が整ったら「準備OK」という合図を忍びに送る。忍びは敵城内にあらかじめ潜っておき、合図が出たら放火に適した場所に火をかける。適した場所は煙硝蔵、薪置き場、橋など。独立部隊である忍びと、主力部隊で

タイミングを合わせることの重要性。忍者は正規部隊の侍と、時を合わせて大きな力を発…

「敵の城 敵の陣所に 火をつけば 味方の時の 約束をせよ」 忍歌 義盛百首 第八三首 【現代…

四季の変化が人や物にどんな影響を与えるか?過去から学び先を見る忍者の知恵【義盛百…

「四季の火は 習いの道の あるものを 知らで立てるは 危うかりけり」 忍歌 義盛百首 第八二…

連携の重要性。忍者は実行前の打合せがとても大事【義盛百首 忍歌81】

「敵中に 女のふして ある時は 火の立てように 大事こそあれ」 忍歌 義盛百首 第八一首 【…

物事にはタイムリミットがある。忍者の時間厳守な仕事の意味とは?【義盛百首 忍歌80…

「暁は 人の眠(ねふ)りも 冷めやすし 忍びに行かば 心得をせよ」 忍歌 義盛百首 第八〇首 …

大丈夫だという思いが油断となりミスを引き起こす。大丈夫だけど安心しない…忍者の仕…

「目(ま)の前に 敵の在るぞと 心得ば 油断の道は なからまじきを」 忍歌 義盛百首 第七八…

本質的に意味がない。目標達成のための仏教観「空」の意識

「空」あるけれども無い、無いけれどもある仏教における考え方に「空」がある。空はあるけれど…

何事も心の在り方。極みを目指す忍者の意識【義盛百首 忍歌78】

「何事も 心ひとつに 極まれり 己が心に 心ゆるすな」 忍歌 義盛百首 第七八首 【現代語訳】何事も心ひとつにして極められる。己の弱い心に心を許してはならない。 【解説】どんなことも心ひとつに目標に集中して向かうことで極めることができる。己の弱い心(欲や怠け心、疲れ)に気を許して意識を散漫にしないように。忍びの技術を極めるという意味と、一意先進目標に向かって任務を完遂する意味がある。 【超訳】目標に向かって心(意識)を集中し、他のことを気に留めないほどのめり込めば極