人と人との関係性を考えて大きな力を発揮する。忍者と侍の連携力【義盛百首 忍歌84】
「城や陣に 火付けを入れんと 思いなば 味方近付く 時を待つべし」
忍歌 義盛百首 第八四首
【現代語訳】城や陣への火付けの決行は、味方が近づく時を待ってから
【解説】火付け、つまり放火は味方部隊と息を合わせて実行しなければならない。味方部隊は敵城の近くまで寄って潜み、攻撃体制が整ったら「準備OK」という合図を忍びに送る。忍びは敵城内にあらかじめ潜っておき、合図が出たら放火に適した場所に火をかける。適した場所は煙硝蔵、薪置き場、橋など。独立部隊である忍びと、主力部隊で