マガジンのカバー画像

今日の商う言葉

145
「商人の父」と言われた商業経営指導者であり、経営思想家の倉本長治が遺した膨大な著作・発言の中から、そのエッセンスをコンパクトな言葉にまとめて超訳、私なりの解釈を添えます。 日々の…
運営しているクリエイター

2021年4月の記事一覧

商人として 何をどう売るかは 人として どう生きるかと同じだ

これは あなたのお店です いろいろなものが ここには揃えてある この中の どれか 一つ二つ…

笹井清範
3年前
5

世の中には 金で買えないものがある 商人はそうした愛や真心を 商品に添えることがで…

淡々と商いましょう。 商いとは、毎日同じことの繰り返しです。 毎日同じことを繰り返すからこ…

笹井清範
3年前
5

心から人を喜ばせるのが どれほど難しいことだろうか ところが真の商人はお客様に 喜…

日本商業の国勢調査ともいえる商業統計。 その役割を経済センサスに譲りましたが、長く日本商…

笹井清範
3年前
4

なんとなく心あたたまる店 ‪なんとなく心安らぐ店‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬‬…

なんとなく心のあたたまる店には、あたたかい心の人がいます。 なんとなく心の安らぐ店には、…

笹井清範
3年前
5

お客様にとって 買物はいつも真剣勝負 その真剣さに真摯さで 応えられる商人であろう

物買ってくる 自分買ってくる 柳宗悦らとともに民藝運動を牽引した陶芸家、河井寛次郎の言葉…

笹井清範
3年前
3

多く売ろうと努めるより 一人でも多くのお客様に 満足してもらえるように 努めるのが…

テレビなどのメディアを通して“見えない相手”に商品の価値を伝えた商人がいます。 ジャパネ…

笹井清範
3年前
6

父母を敬い 兄弟姉妹を慈しむように お客様の身になって その利益と幸福を守ろう

お客様が求めているものは何でしょうか? それは単に、お金さえ払えば手にできる商品ではありません。 買物を通じて、商人であるあなたの人間としての美しさを求めています。 お客様を隣人として尊敬し、寛い心でお客様を仲間として遇しましょう。 お客様によい買物をしていただくために、専門家としての知識を養いましょう。 商人とはお客様と商品の最適な出会いをもたらす演出家です。 仲のよい友だちとして、お客様が店へ来てくれたことを喜びましょう。 損得を忘れて、お客様のために心をくだくのです

売場を埋め広告するために 商品を仕入れてはいないか 品揃えとは本来 商人の哲学の実…

あなたの持つ事業資源は限られているはずです。 それなのに、大資本流通業と同じことをしても…

笹井清範
3年前
8

常にひとりの人間として 善の目的に適うかどうかを 考えてその実践に努めよう それが…

先日、一通の素敵な手紙をもらいました。 クラフト紙でできた封筒の郵便を開けると、小箱が紙…

笹井清範
3年前
2

いま多くのお客様は とても飢えている それは‘物に’ではなく 満たされぬ‘心が’で…

「とにかくね、僕にはね、広いライ麦の畑やなんかがあってさ、そこで小さな子供たちが、みんな…

笹井清範
3年前
9

お客様の心とあなたの心が 直に触れ合うような 愛と真実に満ちた 心ある商売をしよう

倉本長治が確立した商売十訓の一つに「愛と真実で適正利潤を確保せよ」があります。 愛とは命…

笹井清範
3年前
3

正しいと信じた道を 一途に貫き通そう 人気取りの商策など 取るに足らないことだ

外洋へと港を漕ぎ出しても、陸が見えているかぎり、自分がどこにいるかわかります。 しかし、…

笹井清範
3年前
6

価格には合理性が必要だ お客様に支持されるのは 値段が安いという ことばかりではな…

「わけあって、安い」をキャッチフレーズに、安くて良い品を追求してきた無印良品。 商品開発…

笹井清範
3年前
4

やりたいことは たくさんあっても 最もやりがいのある仕事は 自分の店の中にこそある

商売のやりがいはどこにあるのでしょうか。 金銭上の損得にばかりこだわるのが商人の本分ではありません。 それは売り買いのたびにお互いに心あたたまる商売をするところにあります。 暮らしに楽しさが添えられ、平和がもたらされ、幸福が感じられるモノやサービスを、専門的な知識や経験で、間違いなく提供するために社会に存在するのが商人です。 そんな自覚の上に立って、「ああいいものが買えた」と人々に喜んで貰うためにあるのが商店なのです。 そのような思想と行動はまず何によって生まれるのでしょ