国内各新聞社の「Web記事の生成AIスクレイピング禁止」について利用規約を読み解いてみた
利用規約ウォッチャー みなしボウイです。
読売新聞社がWebメディア「読売新聞オンライン」の利用規約を2024年2月1日適用で改定し、掲載記事を生成AIなどに学習させる行為などを禁止としました。
記事の生成AIへのスクレイピングについては、世界的に新聞各社が警戒・反発を強めており、アメリカでは、The New York Timesが2023年12月にMicrosoftとOpenAIを著作権侵害で提訴するなどの動きが見られます。
そこで今回は、「Web記事の生成AIスクレイピング禁止」について国内各新聞社の利用規約をウォッチしてみたいと思います。
最後までよろしくお付き合いください。
全国紙
読売新聞(読売新聞オンライン)
朝日新聞(朝日新聞デジタル)
毎日新聞(毎日新聞デジタル)
日本経済新聞(日経電子版)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
産経新聞(産経デジタル)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
ブロック紙、主要地方紙
北海道新聞(道新デジタル)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
河北新報(河北新報オンライン)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
新潟日報(新潟日報デジタルプラス)
信濃毎日新聞(信濃毎日新聞デジタル)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
静岡新聞(@S[アットエス])
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
中日新聞(中日新聞Web)
京都新聞(京都新聞サイト)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
神戸新聞(神戸新聞NEXT)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
西日本新聞(西日本新聞me)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
沖縄タイムス(沖縄タイムス+プラス)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
スポーツ紙、夕刊紙
スポーツニッポン(スポニチアネックス)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
日刊ゲンダイ(日刊ゲンダイDIGITAL)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
日刊スポーツ(ニッカンスポーツ・コム)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
東京スポーツ(東スポWEB)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
スポーツ報知
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
サンケイスポーツ
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
夕刊フジ(zakzak)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
デイリースポーツ(デイリースポーツonline)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
専門紙、機関紙、通信社
日刊工業新聞(日刊工業新聞電子版)
聖教新聞(SEIKYO online)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
しんぶん赤旗(しんぶん赤旗電子版)
スクレイピングに関する記載は確認できませんでした。
時事通信(時事ドットコム)
まとめ
私が調べたところ(見落としもあるかもしれませんが)、現時点で「Web記事の生成AIスクレイピング禁止」について明確に利用規約へ記載があるのは、読売新聞、毎日新聞、朝日新聞、新潟日報、中日新聞、ということになりました。
明記が無いからスクレイピングがOKかというと微妙なところで、私的使用目的のための複製の範囲を超えた利用は著作権法違反ということになりますし、今後利用規約への明記を行う新聞社も出てくるものと思われます。
今回は、このあたりで終わります。ありがとうございました。
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