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1年間通っているローソンでの出来事

ほぼ毎日、自宅近くの「ローソン」に通っている。

うちの自宅は、都内23区であるにも関わらず、半径2キロ以内にコンビニがない、コンビニ不毛地帯ともいえる場所だったのだけれども、1年程前に「ローソン」がオープンした。

ひとり暮らしでコンビニ好きの自分としては、オープン1か月前から楽しみにしていたし、何よりもラッキーだったのは、とても可愛い女の子が働いていたのだ!

20代後半くらいに見える、その子は本当に可愛くて、芸能界にいてもおかしくないし、思わず「こんなところで働いている場合じゃないよ!」と叫びたくなるくらいに可愛かった。

自分はカフェイン中毒な人間で、毎日4~5杯はコーヒーを飲むのだけれども、朝は仕事前に「ローソン」へコーヒーを買いにいく。

その子は、たいてい朝方のシフトに入っているものだから、みっともない格好で行かないように気を付けていて、きちんと寝癖を直して、着ていく服にも注意を払って(キメ過ぎず且つ自然体な服装)、「ローソン」に通った。

逆に夜は若い男性店員さんしかいないものだから、適当な鼠色のスエットだとか、レインボーのTシャツで通っていたのだけれども、たま~にその可愛い女の子がシフトで入っていたりして、、、死にたくなった。

その女の子は可愛いだけじゃなく、感じも良くテキパキとしている。そこの「ローソン」には初老くらいのちょっと冴えない感じの男性店員さんも働いて、いつもその女の子とペアを組んでいた。

私は、最初その男性が店長さんだと思っていて、女の子がフォローしているのを見るたびに「バイトの女の子の方がしっかりしているじゃんか」と、ちょっと小ばかにしていた。

でも、ある時、ふと女の子のネームプレートを見たら「店長」の文字が。なんとその女の子は、「ローソン」の店長さんだったのだ!

でも、もっと驚いたのは、その冴えない初老の男性店員さんのネームプレートをみたときで、女の子と同じ苗字だったのである。会話の様子から察するに、どうやら二人は親子のようだった。「おっ、お父さま、小ばかにしてて、ごめんなさい…」と心の中で謝った。



その可愛い店長さんは、マネージメント能力も高いのか、その店舗の店員さんは、皆きちんと教育されていて礼儀正しい。店内は清潔にされていて、贔屓目なしに見ても、私が通ったコンビニで一番の店舗だと思う。店内のポップ広告も工夫されていて、ついついお勧め商品を買ってしまう。

ある日、昼食を買いに行ったとき、店長さんは不在だったのだけれども、店内調理の弁当コーナーに飾られていたポップ広告に『店長の手作りサンドイッチです♪(^^)』みたいな事が書いてあって、思わずその辺りにいた店員さんに「ほっ、ほ、ほ、ほほんとに店長さんの手作りですか?!」と脊髄反射的に聞きそうになったが、キモイと思って踏みとどまった。

そんな感じで、僕はほぼ毎日「ローソン」に通っている。これだけ通っているのだから、ソロソロ話しかけてくれても良いのにな~と心の中で思っているが、残念ながら今のところない。話しかける勇気もない僕は、店長さんに僕の存在を認識してもらえればいいなぁ、、と思いつつ、今日もアイスコーヒーを買った。

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