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昔のカメラで写した未来

 うちの近くで自動運転バスの実証実験をやっていたので見てきた。申し込めば乗れるのだけど、この実験では立席なしで定員は13名という事なので、さすがに乗れないだろうと思って、写真だけ撮りに行った。実際には7~8人くらいしか乗ってなさそうだったので乗れたかもなぁ。今回の実験は、運転手が載っているがハンドルは握らないレベル2で、運転手がいらないレベル4を目指すという。行先はフューチャーシティ(ショッピングセンターです)だ。

 車でバスが通る場所へ向かっている時、建物の陰から子供が道路へ飛び出し坊やのごとく飛び出してきた。どこかの実証実験では放置自転車を倒したくらいで全国ニュースになっていたから、人を轢いたりしたら計画は即刻中止となるだろう。素人には技術が発達した今は、自動運転くらい簡単にできるんじゃないかと思ってしまうが、ほとんどありえないような事も想定して対応できるようにしておかなければならないんだろうな。

 バスは時間通りに本当にやってきた(当然だけど)。その走りを眺めていると、横断歩道に差し掛かった時キュッとブレーキが掛かった。近くの歩道を自転車が走っていたのである。この自転車がいきなり曲がって横断歩道を渡るかもしれない。それを想定してのブレーキだろう。恐らく人の運転だったら、減速はするかもしれないが、自転車が曲がろうとするまでバスは停めないだろう。自動運転はそのようなブレーキが結構多いようで、しかもカックンブレーキである。実用化にはそのあたりのブラッシュアップは必要だろうなぁ。

OLYMPUS OM-4Ti ZUIKO24mmF2.8

 デジタルカメラ全盛の時代に逆走して昔のフィルムカメラを使っていると、意外と新しいものを撮りたくなってしまうものだ。ところで自動撮影カメラみたいなものが出てきたらどうなるのだろうか。眼鏡の横辺りにカメラが付いていて、気持ちの高ぶりを検知して画像を保存するしくみだ。休日の気だるい昼下がり、僕は歩道を歩いていて、その前には女子高生が歩いている。そしてその先に地下鉄の排気口が見える・・・。うーん、いろいろとまずいな。バス以上に実証実験が必要になりそうだ。

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