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クラウドソーシングにおける明確な課題と、そこを前に進めていくための手段と。

クラウドソーシングが一定の知名度を持ち、個人がより簡単に仕事を行えるようになったことが、直近数年間における日本の仕事領域における大きな変化だと考えています。

しかしながら、現状のクラウドソーシングサービスでは解決しきれない課題がいくつか存在しています。

集客と手数料という二つの課題の根底にあるもの

私はbosyuという広義のクラウドソーシングサービスに関わっていることもあり、各種クラウドソーシングサービス利用者の方々に数多くのヒアリングを行なってきました。

ヒアリングで出てくる課題は常に同じで、「集客」と「手数料」に集約されています。

クラウドソーシングを利用して仕事を行いたいが、「集客がうまくいかないので毎月安定した収益を上げられない」といった話や、そもそもとして「売上自体が上がらない」といった話を数多く耳にしてきました。

他方、サービスによっては売上の30%以上の手数料を支払わざるを得ないものもあり、提供価格を適正価格よりも下げざるを得ないといった課題を話される方も多くいました。

これらは端的に、下記の事実を示していると考えています。

・クラウドソーシングサービス単体での集客力には限界があること
・クラウドソーシングを本業としたサービスでは、手数料面の課題をクリアすることは不可能であること

知人以外からの仕事を請けるといった観点では、クラウドソーシングサービスが大きな意味を持つのは事実ですし、サービスを通じて一定の集客力を見込めるのも事実です。

しかし、手数料ビジネスの構造上「手数料を高く保ちながら」「収益につながる利用者を優遇する」という力学が働いてしまうため、全てのユーザーが集客力の恩恵を受け、かつ低い手数料となるサービス運営は不可能です。

「しごと」にまつわる課題との向き合い方

「集客」の課題は根深く、そこに困っているからこそいまだに多くの企業が広告を出したり、営業活動を行なったりしています。

この事実に逆らうのではなく、集客に対しての「銀の弾丸はない」という当たり前の事実を、サービス提供側も利用者側も持つべきだと考えています。

しかしながら、サービスの特性を活かす形で「集客を支援」していくことは可能だと考えています。

例えば、「仕事を受けたい側」と「仕事を依頼したい側」双方が「募集」を出すことで繋がろうとしているbosyuにおいて、両者をうまくマッチングすることができれば、営業活動を行わなくとも仕事を獲得できる未来を描くことは可能です。

また、手数料の課題については、サービス提供側が「手数料ビジネス以外のビジネスモデルを持つ」というシンプルな答えで解消できると考えています。

先日リリースしたbosyuプロは、bosyuチームとしてのこの問いに対する一つの答えです。

しごとにまつわる面倒ごとをひとつひとつ「なめらかに」していくことで、「自分ができることを誰かに提供して、それがお金がもらえるしごとになる」という世界を、一歩ずつ前に進めていければと思っています。

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