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【読書記録】勝てる投資家はこれしかやらない

著:上岡正明
「勝てる投資家は「これ」しかやらない。MBA保有の脳科学者が教える科学的に正しい株式投資術」

2024年、新NISAが開始されてから日経平均株価が爆上がりしていた年初、どうにかこの波に乗りたいとチョコマカ買っていた株が軒並み暴落し、焦ってきたので、初心に戻ってしっかり勉強しなければ(まだ初心者だけど)、と読みました。目から鱗、共感ばかりの内容で、とっても為になる本だったので記録します。

この本はこんな人におすすめ

  • 証券口座は持っていて、一通り株の売買はできる人

  • 株を買ってみたはいいもの、買値より下がってきていて自信喪失中の人

  • チャートの勉強とかしてみたけど結局よくわからない人

  • 最近株始めたけど資産が増えない人




投資初心者がまず、知るべきは市場の敵。

投資しているのは個人投資家だけではありません。ファンドのプロトレーダーや大口機関がいます。彼らはAIのシステムトレードを導入し、ビッグデータから人間を遥かに凌ぐスピードで期待値を算出して売買を繰り返しています。ただし、市場にはAIが予想できない、人間の恐怖や欲望などの感情によって、AIの予想が狂うことがあり、その狂ったところが個人投資家が付け入れる隙にもなります

私もこの、大口機関の存在がイメージできておらず、好決算とは逆の動きをする株価にたびたび混乱しております。

結果がでない投資家にありがちな3つの原因

①買うことばかり考えている
私もこれ、やってました。株始めたての時って、あまり数字動かないから、つまらなくなってきて、とにかくなんかしらの銘柄買いたくなるんですよね…。そして、Yahoo!ファイナンス掲示板の適当な投稿に惑わされて買った結果、株価が落ちるという負のループ。。買うことは考えず、時には休むことも大事です。

②上がる銘柄を選択できていない
財務・事業分析をして「上がる銘柄」を選ばなければもちろん資産は増えません。例えば、営業利益・経常利益・昨年と対比、できれば過去5年間で比べて増収しているか?それはいつまで続くのか?今年だけではないか?確実性はあるか?などを決算短信や財務諸表を見て分析します。

③タイミングがずれている
安い所で拾っているつもりでも、1年チャート、5年チャートで見たらまだまだ高い所で手を出しているってことよくありますね。チャートは、大局的にみることがとても大事です。1年~30年まで様々なチャートを見て、今は買い時なのかを判断できるようになりたいところです。
といっても、一度失敗しないと、この感覚を習得するのは難しい気がします。。小さい額で、失敗しながら実践あるのみ。

結局勝つにはどうしたらいいのよ?

ずばり、「再現性」を確立すること!!
愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。という言葉があるように、過去に勝った投資家はたくさんいるわけで。彼らがどうやって勝ったのかをyoutubeや書籍から学び、自分の場合はどうすればいいか?ということを常に考え続けて再現できるようにすることが大事なのです。

例えば、市場の歪みによって大きく割安になった高配当株を、いくつかの銘柄に資金を分散してしこんでおいて、数年にわたって配当利回りを手にして成功した人がいたとします。
それを自分で再現できるように市場分析をする。そういったことですね。

細かいTIPSは本を読んでいただければと思いますが、最近負けっぱなしなんだよなあ、、という人は、背筋が伸びる思いになるでしょう。

Amazon prime会員なら、無料で読めますので是非一読あれ。








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