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きつと母は泣くだらう。

朝から映画に行くつもりでいたが、今朝もまた起きられず、昼前から始動。午後、実家へ。新年のあいさつと、母に頼まれていた『メメンとモリ』を持って。

『メメンとモリ』はクリスマスに、『あんなに あんなに』は誕生日に私が息子に贈った本。それを知って母は、きっと涙無しにこれらを読むことは出来ないだろう。

実家では母とふたり。妹家族は昨日来て、お雑煮を作ってくれたそうな。今日、私もそのおこぼれにあずかる。

食後はこたつで、延々とNHKの地震の報道を見る。私、学生時代を金沢で過ごしたので、能登出身の知り合いも少なくなく、輪島や氷見なども何度も訪れたことがあるので、映像は非常にショックだった…。(行方不明者のご無事を祈ります。)

母は利き手ではない左手で、水仙の絵を描いていた。
右手も、4日の検査ですっかり治るつもりでいたので、
「そんなに期待したらあかんで。」
「そんな急に治らへんって。」
とブレーキを掛けておく。(母、「そっかなぁ…?」って。)

もうひとつ実家でびっくりしたのは、母に頼まれて大晦日の晩にAmazonで注文した篠田桃紅さんの本が、昨日(元日)の晩に届いたという話。Amazonさん(そして、宅急便さん)、そんなに頑張ってもらわなくってもいいのに…。申し訳ない。
篠田さんは100歳を越えて抽象画を描き続けた画家なのだそうな。母にもあと20年、頑張って描いてもらいたいものだと思う。

夕方は、あまり気持ちが乗らない部分もあったのだが、宝塚(売布)で映画「ダンサーインParis」。思い掛けず親子(父娘)の映画で、ちょっとうるっときちゃう。困ったものだ。

映画が終わってクルマに乗ると、相変わらず地震のニュースと、加えて羽田空港の事故のニュース。もう、気持ちが追い付かないよ…。

あ、被写界深度が浅すぎる…。しかも後ピン。

帰り、「晩ごはん、買えるお店も無いなぁ…」と思いながらクルマを走らせていると、開いているスーパーがあり、70%offくらいになったおせちをゲット。今晩と明朝で食べます♪

帰ると、涼しい場所に置いておいたのに、水仙が咲き誇っていた。明日は窓辺に置いてやろうと思う。

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「会いたい」と書きし手紙に返信の無きまま過ぐす三度目の新春(はる)