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uthu。

うちの息子の名前に「つ(tsu)」の字が入ってるんです。
生まれた頃、「妻」が写真を撮ってポストカードなんかを作っていて、それが間違えて「thu」になってたんですよ。てゅ。可愛いよね。うてゅ。

今朝は8時過ぎに起きて、9時には部屋を出て神戸で映画。
それはいいんだけれど、部屋から15㎞ほど走ったところで、突然、でもないな、不意にじんわりと涙が込み上げてきて、
「自分は往復3、4時間をかけて、ガソリン代や駐車場代(約1,500円)を払ってまで本当にこの映画が見たいんだろうか?」
「部屋で飲みながら将棋の王将戦や大相撲初場所の中継を見てる方がいいんじゃないの? 帰ったら両方終わってるよ。」
「映画見て、帰りにお風呂に寄ったら、部屋に帰るの19時とかだよ。」
「欲しい本もあるんだけれど、Amazonで買えばすぐに届くし、中古で安いのがあるかも知れないよ。」
「実家に帰ったり、散髪行ったりしたらどうなの?」
なぁんてことを思って、Uターンしちゃう。
んが、そこから500mほど走り、クルマを脇に寄せ、
「どうせ帰っても、たらふくビール飲んで過ごすだけだろ。」
「午後は昼寝したりしてさ。」
「昨日も万歩計は200歩弱だったけど、今日もまたそうなっちゃうよ。」
「もじゃ(=カウンセラー)も、『いろいろと予定が入っている方がいい』って言ってたやん。」
などと思い直し、再度Uターン。神戸に向かった。
途中、私が飛び降り自殺の第2候補地と考えている場所があり、そこを横目に見ながらクルマを走らせるのもつらかった。ちょうどカーラジオでは能登地震の話題をやっていて、二次避難の話とか。こんなアパート暮らしの私でも、着の身着のままで部屋を追い出されたら、とてもじゃないけれど生きる気力を失っちゃうだろうなと思い、
「ああ、よく分かんないけれど、今日は頑張って映画見よっ。」
と思ったのでした。

神戸で、ポスターを入れる大きなフレームと何冊かの本を買いたかったのだが、どれも手に入らず。お昼は久し振りに映画館近くのくま食堂さんに行こうと思ったらヘッダーの写真の通りで、その近くの中華料理屋さんで一押しの「中華カレー」を食べたら、……(以下省略)。

中華カレー…???

映画は、「ガザ・サーフ・クラブ」。映画は、映画としてはちょっとなんなんだけれど、でも、考えさせられることは大いにあった。

お風呂には寄らずに帰ってきたけど、菅井八段はすでに投了、大相撲はギリギリ優勝決定戦だけを見られた。でも、行って良かったのかなと思う。

万歩計は約8千歩弱でした。