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放課後の演劇クラブをはじめた理由



はじめに


演劇ってハードルが高いと思いませんか?

演劇の公演をするとなったら、脚本やそれに準じるもの、キャスト、スタッフ、作品に必要な道具類、稽古をする時間、場所、お金。そして、必ず、公演の当日に、その場に居なければならないという約束が必要になります。

ひとりでもできるけれど、大半はある程度の人数で演劇は構成されます。
演劇は団体戦で、誰かが欠ければ、キャスト、スタッフ、そして見に来るお客さんにも影響が及びます。やりたいからやる、のその先に責任とか信頼とかとにかく複雑なものが絡んできて、純粋に「やりたいからやる」を実現するのは大変だと思います。

そんなハードルを出来るだけ低くして、無くせるものはなくす。
演劇をやりたいなと思った時に演劇ができる環境を、
誰かが居てもいい場所をつくれないかなと思って、
私は放課後の演劇クラブという場所であり、環境をつくろうと思いました。

放課後の演劇クラブ企画書より(のとえみ作成)
放課後の演劇クラブ企画書より(のとえみ作成)


このnoteは、もうすぐ発表会を迎える「放課後の演劇クラブ」がどんな経緯と私の個人的な思いでつくられたかをまとめたものです。ちょっと演劇をやってみたいと思った地元富山県東部の人たちや、観に行こうかなと思った人に目を通してもらえたらいいかもしれません。
発表会の第2部で「活動報告会」としてお話する内容もありますが、詳しく話す時間があまりないので、ここにまとめておこうと思います。


放課後の演劇クラブとは
のとえみが部長を務める演劇クラブ
楽しく演劇をしたい、ちょっと演劇をしたい、お喋りがしたいなど
演劇をきっかけに集まれる場所ができたらと思い活動中。


演劇が少ない地域に演劇ができる場所をつくる

富山県のアマチュア劇団マップ(のとえみ作成)

以前自分のnote用にまとめた、県内のアマチュア劇団の活動場所マップです。(のとえみ記事 「田舎の演劇の作り方」より)
活動の活発さはこれを作成した当時とは違いますが、どの劇団や集団も健在なので流用してみます。

県東部地域、新川地区(朝日町、入善町、黒部市、魚津市、滑川市)には「劇団フロンティア」と、私が所属している「演劇ムーブメントえみてん」があります。それ以外は、富山市以西に行かなければ劇団がありません。黒部市には国際文化センターコラーレがあり、そこには「ドラマキッズ」という中学生以下が活動する集団があります。
演劇部は 新川みどり野高校 の部活動に記載はありますが、大会には出場していません。高校以降で演劇部として大会に出場したい場合は、富山市の高校に通う必要があります。

新川地区で演劇をやろうとすると、選択肢がほぼない状態です。
元々演劇をやっていた、演劇部だったというレベルであれば、地元のアマチュア劇団でも楽しくやっていけると思います。ただ、ちょっとだけやってみたいな、初めてだけどやってみたいな、となると少しハードルは高いかもしれません。

私の知る県内のアマ劇では、演劇のいろは、のような基礎練習(発声や滑舌)はやらないのが基本です。演劇公演に向けて稽古をしながら覚えていく、というのがほとんどです。もちろん聞けば教えてもらえますが、そこまで教えられる人、教える時間はないと思います。

演劇をやりたい人は、演劇部のある高校に行ったり、県外の大学でサークルや部活、養成所や劇団の付属研究所、演劇科のある大学に進学していきます。純粋に地元で演劇をずっと続けている人は少ないような印象です。県外で演劇やパフォーマンス活動をしていて、地元に戻ってきたという方が多いかもしれません。

▼詳しい演劇公演をつくる流れを知りたい方は下記の記事をどうぞ


そんな中で、初心者でも、ちょっとだけでも演劇をしてみたいな、という人が集まれる場所をつくろうと思いました。それが「放課後の演劇クラブ」です。

そして、できるだけ演劇がしやすいようにできないかと思い、考えた工夫をすることにしました。


演劇の高いハードルを下げたい

最初に書いたように、演劇を気軽にはじめるには色んなものが必要になります。集団に対しても、個人に対しても、まあまあのボリュームでやることが課されます。
演劇をやりたいなと思う人は個人が参加する方が主だと思うので、個人の側面から、演劇をやることが、続けることが大変な理由と放課後の演劇クラブではどのように対応しているか、あるいはしようと思っているかを書いていきます。

稽古時間

まずは私が知る劇団や集団の稽古予定をみていただきましょう。

稽古日数、スケジュール(のとえみ調べ)
過去のスケジュール帳等から拾ったものなので、ざっくりとした稽古日です。
えみてんは稽古が多いのですが、可視化すると「稽古が多いな」というのがわかります。


多分一番大きな個人への負担が、稽古時間を必要とすることだと思います。
過去に活動していた劇団でも、
「演劇に行く時間が多いから辞めてほしいと恋人から言われた」
「練習が思ったより多くて大変だった」

といったことで、1度きりの公演参加で辞めていった人を何人も見ました。参加してから思ったよりも大変だったことに気が付く、実際に週に2回、3回と稽古に参加する生活をしてはじめてこれは続けられないぞ、と感じるのだと思います。

先日、演劇を知らない方とお話をしていて、アマチュア劇団の稽古回数の実情をよくわかっていないんだなとはっきり認識しました。
「プロの方はたくさん稽古をされるんですよね」くらいの認識です。
…すみません...プロの方には及びませんが、趣味の演劇でもそれなりに稽古をするんです...。
演劇が好きで活動している私にとっては、稽古は多ければ多いほど有難いものですが、何となく「やってみようかな」と思う人にとってはかなり負担だと思います。しかも、褒められることばかりではありません。
「ここをもっとこうして欲しい」
「そうじゃなくてこう!」
という感じで、自分に対して色んな要望が飛んできます。演劇を観て「自分もこんな拍手をもらいたい」と思ってやってみたけど、これは思ったよりもしんどいぞ、となるわけです。

稽古日数の表を見ていただいてもわかる通り、

公演の稽古が始まる前、始まった直後 ・・・ 週1回
公演の稽古が始まってから数ヶ月   ・・・ 週2~3回
公演の本番直前           ・・・ 週4~5回

と、演劇の稽古にかける時間はかなり多いです。
平均の稽古時間を2時間とすると、多い時では週に10時間も使います。
それも、仕事に行った後の時間です。
仕事から帰宅、夕飯の後、また稽古に出かける。帰ってくると23時過ぎ、そこからお風呂に入ったり、ちょっとしたことをしていると就寝が25時になることもよくあります。そしてまた次の日仕事に行きます。
県内で言えば、土日に稽古をして、その分平日の稽古を少なくするところもあります。そうしたとしても、同じくらい時間を使っているのではないでしょうか。

放課後の演劇クラブでは、まず練習日数を少なくすることにしました。
基本的に週に1回、2時間。
それ以外にも練習がしたかったらその都度増やすということにしました。心配で練習がしたい、もっとよいものをつくりたいと思えばもうちょっと頑張ればいい。そして、「公演」という形ではなく、「発表会」という形で、限られた練習でつくったものを見てもらうことにしました。


脚本/台本

演劇をするには脚本が必要です。
プロの方が書かれた既成台本、自分たちで書く創作台本があります。

前述の通り、限られた時間でやるには、脚本の難易度、登場人物の人数、上演時間など、出来る限り役者や発表会の会場に合わせる必要があります。
そこで、自分たちにあった脚本を書いてもらうことにしました。

登場人物 ・・・ キャストができる人数にあわせる
設定   ・・・ 発表会の会場として使う場所でできる物語にする
難易度  ・・・ 半分くらいは当て書きで、台詞量も変えてもらう
音響/照明・・・ 使わないものにしてもらう
大道具  ・・・ 会場にあるものを利用できればする
小道具  ・・・ できるだけ使わない
衣装   ・・・ 手持ちで用意できる範囲で
上演時間 ・・・ 20分程度(30分は越えない)

かなり制約が多い中書いていただいたので大変なことをお願いしてしまったなと思っています。今後はもう少し改善したいなと思っている部分です。

少ない人数でも演劇ができるようにしたい、ということを以前から思っていました。照明と音響を使わないというのはそれがきっかけです。ただ、それらを使わないことでお芝居の難易度が上がってしまうこともあるなと練習をしていて思いました。音響が使えたら...と練習中に何度か思いました。笑

また、練習に参加できる日数によって、台詞の少ない登場人物で参加してもらうことも出来ないかなと思っています。練習は2回しか来られないけれど、発表会には出たい。そんな事もできたら、演劇をやってみようかなと思う人がいるかもしれません。脚本を自分で書ければ、より自由がきくんだろうなと思います。


公演日にその場に居なければならないこと

これは当たり前のことなのですが、公演当日に居なければならないということです。
役者として出演するためにこれまで練習してきたのに、本番に来ないというのは...と思います。ですが、コロナ禍でキャストが出演できなくなって公演が中止になっていく様子も何度も見ました。それ以外でも何らかの理由でその日に来られない可能性は0ゼロではないかもしれません。

来なくてもいいとはもちろん思っていません。けれど、出演したかったけどどうしても出られなくなってしまった、元々体調が不安定で本番来られるかも不安だけどやってみたい、という人が居るとしたら、この放課後の演劇クラブという場所では「やろうよ」と言える環境をつくれないかなと思っています。

演劇をやっていたけれど、体の不調で、心の不調で、家の都合で、稽古についていけなくて辞めてしまった。
そんな人がいるとしたら、もう一度演劇に戻ってきても大丈夫な場所になったらいいなとも思っています。演劇をすることで、なんらかの良い効果があるのだとしたら、演劇を生活や生き方の中に取り入れてもいいと思うのです。

そのために、限られた時間で出来るところまでやり、出来た成果をお見せする「発表会」という形式にしようと思いました。もし演劇の出来が心配なのだとしたら、演劇を予定していたけれど、リーディングとしての発表会に切り替えることになった、ができる場所になりたいと思っています。
ただ観に来て下さるお客様にとってはデメリットになってしまうという問題もあると思っています。

また、脚本もこの役者さんが来られなくなったとしても成立するものにできれば、発表会当日に来られなくなったとしても、支障が少なくなるんじゃないかとも思っています。
発表会当日まで無理なく参加してもらえるスケジュールにすることも考えなければならないなと思っていますが、別の方法でも参加しやすい仕組みがつくれないかなと模索しています。


お金がかかる

かなり前に、
「演劇がしたいがどうしたらいいかわからない。練習などを教えてほしい」
という依頼がありました。学校関係で、生徒さんの負担を考えるとあまりお金はかけられないというお話でした。演劇をやりたくても、金銭的な負担が大きければできないかもしれないとその時に実感しました。

しっかりとした「公演」をしようと思って、劇場やホールを借りるとそれだけでかなり費用がかかります。脚本のところにも書きましたが、使う場所にあわせて書いてもらうことで、なるべく費用をかけないということができるんじゃないかと思いました。

数年前の古いデータですが(のとえみ調べ)

以前調べた会場の使用料に比べると、1時間100~300円の会場を使うことによって、会場費をかなり抑えられることになりました。発表会なので入場料を無料にしたいとは思ったのですが、自分たちで全ての費用を負担するにはまあまあの金額になってしまったので、入場料をお願いすることにしました。参加人数が多くなれば、その分1人当たりの負担も減ると思うので、参加してくれる人が増えたらいいなとは思っています。


発表会をすること

発表会をやらずに、楽しく脚本の読み合わせをするという活動を続けるのもいいかなと思っています。ただ、演劇をやりたい理由って、舞台に立ちたいからなのかなとも思います。
それなら、どんなクオリティでも形でも、発表会というものにしてやり切ってみたほうがいいのかなと思いました。

目標を決めないでただ楽しくやることも演劇の良さではあると思います。それだけでなく、演劇をやっている人は何が楽しいのかな、と考えることがあります。

演じるのがただ楽しい
色んな人になれるのが楽しい
大きな声で台詞を言うのが楽しい
好きな仲間と演劇をするのが楽しい
仕事や家とは違う場所で活動するのが楽しい
上手と褒められるのが嬉しくて楽しい
出来ないことができるようになって成長できるのが楽しい
色んな人に観てもらうのが楽しい
ほかの人と違ったことをやっているのが楽しい

きっとここに書ききれないくらいの楽しいがあるのだと思います。
発表会をしなくても楽しく思ってもらえる方法はありそうですが、1つの作品をつくる中で、色んな楽しいに触れる機会があるんじゃないかなと思っています。あとは、何事にも目標があったほうがやっていても継続できるんじゃないかと思っていますし、集団としてもどこに向かえばいいのか指針があるというのは大事だと思うのです。

演劇クラブから、もっと別の世界、他の劇団に行きたいと思った時も、発表会を経験していれば、劇団で活動した時のギャップも少ないのかなと思います。そういう面でも、発表会までの流れは、アマチュア劇団と同じ流れを踏襲しています。ここからもっと演劇の深い魅力にハマっていきたいと思ってくれる人がでたら嬉しいなと思います。


私が戦わなければならないこと

「下手くそ」を当たり前に受け止める

今まで私は、上を目指して上達するということが基本でした。

出来ないことをできるようにする
演出を受けてお芝居を形にする
稽古をしながらまだ見ぬ自分の表現を求める

私のお芝居はたくさんの時間と、たくさんの稽古でできています。
ずっと上へ上へ向かう事だけを考えてやってきた私にとっては、私もその時にできたところまでを見せるというのはとても勇気がいります。私は時間をかけないと自分のお芝居をブラッシュアップ出来ない役者ですし、相手と一緒に稽古をすることで発見して良くしていくにも時間が限られます。

「この前のお芝居は良かったのに」
「こんなへたな役者だったっけ」

と言われること、思われることを当たり前に思える価値観を身につけることが必要なんだろうなと思います。凹むこともめちゃくちゃあるだろうけれど、私が放課後の演劇クラブという場所をどういう場所であるか認識していればそれでいいことなんだろうなとも思います。

この記事を書こうと思うまで迷っていたし、覚悟もなかったのですが、どう思われても自分がやった方がいいと思ったことはやるべきだよね、と今は思っています。

自分がやりたくて、やれること
自分がやりたくても、できないこと
自分がやれるけれど、やりたくないこと

世の中にはそんなことがあるらしいです。昔の自分では、自分がやりたくてもできないことが多かったけれど、今はやりたいなと思ったことがすぐできるようになりました。「自分がやるべきだと思った」ことは、やるべきですよね、三雲修さん。(『ワールドトリガー』より)


失敗する、理想を高くしない

私の亡くなった祖母が完璧主義寄りで、祖母と過ごすことが多かった私はその教育傾向を結構受けていました。何でも完璧にやらないとだめ、というような感じで、ミスはだめ、テストも100点でもそこまで特別ではない、というように小学校中学年くらいまで過ごしていました。

あまり失敗らしい失敗もなかったのですが、めちゃくちゃ失敗したなぁ、とか、マジわからないってこういう事なんや!となったことがあります。

小学校中学年くらいの時のピアノの発表会で、暗譜していた譜面が飛んで真っ白になったことがありました。いつも発表会のミスは許されないレベルで、1つミスタッチしただけでもダメなのに、最初の方で暗譜が飛ぶというのは絶望的でした。思い出せなくて止まったのですが、ヤベぇと思いつつも気合でなんとなく弾いた感じにしてその時は終わりました。
「絶対間違わないことなんてない」「飛ぶことだってある」というのを体験して理解した出来事だったと思います。そこからピアノはエンジョイ勢になり、たまにさぼったり、クラシックではなく現代曲を弾かせてもらったり、ピアノ教室も変えたりして、それでも12年くらい続けました。

マジで分からないことに出会ったのは、高校に入ってすぐの中間テストの数学です。マジで計算がわからなくて、テストは今まで見たことが無い点数をとり、先生に呼び出されました。(笑)
1年生の1学期は、入試の点数順で学級委員を決めていたらしく、当時学級委員に入っていた私の急激なテストの点の下降に先生もさぞ驚いたことでしょう。(私も驚きました)
「どこがわからないかわからない」
「どうしてこうなっているのかわからない」
ということがどういうことなのかをこの時知りました。(そういう時は何もかも把握できていないし、理解する足がかりがないんですよね。上辺だけでつるつる滑っているような感じがします)
その後は普通に塾に通うことにしました。わからないことをわからない、と言って人に聞く環境や習慣をつけるというのはいいことだなと思いました。
「ここはわかるけど、ここがどうしてそうなるのかがわからないと言える」
「解から逆に自分で考える」
というやりかたを学んだのは因数分解のお陰だと思っています。

大学に入ってからは、「失敗」と思うことはあまり記憶にないので、許容できる失敗が多くなったのか、失敗自体があんまりなかったのかなと思います。若い内に失敗をして、上手に失敗できる、失敗を受け流せるようになれたり、気が付けたりするのは大事だなと思った自分のエピソードです。

多分この後も失敗はたくさんあるけれど、きっと気付けると思うので、気付いた後どうするかが上手にできるようになりたいなというのはあります。

また、理想を高く持ちすぎないのも大事だなと思っています。
こんな幼少期だったので、自分は完璧じゃないといけないとか、理想の自分はこう!みたいなものもあったと思います。でも、そうではない。
失敗することで自分は完璧ではないというのが目に見えて証明されるのはいいなと思いました。理想ではなく、目標にすることで、目指すところは設定するけれど、そこに辿り着くのはいつでもいい。そんな感覚で今はいるかな~と思っています。ほら、ガシャだって出るまで引けば絶対にSSRや星4は出るじゃないですか。だから、できるまでやり続ければ目標は達成できますよね?(強引理論)
それが今すぐでなくてもいいわけです。演劇をはじめた時の恩師も「5年後にわかればいい。10年後にわかればいい」っていう超絶長いスパンで教えてくれていたので、演劇は特にそれが顕著だと思います。もし、なにか演出を付けられてすぐできるなら、それはプロになった方がいいと思います。

この前「真面目で理想が高すぎる」という話をしていたらおこられた気がした図


ほかの役、役者を「魅せる」こと

今までは、自分よりお芝居の技術がある人、できることが多い人とお芝居をすることが多くありました。自分がベストを更新し続ければより伝わるお芝居や楽しんでもらえるお芝居をつくれると思っていました。

ですが、ここでは違います。
自分より演劇経験の少ない人とお芝居をして、それを見てもらう。
自分がするべきことは、より上を目指すことではなく、演劇経験の少ない人も発表会という舞台の上でよりよく見えるようにすることです。
自分のお芝居で、です。

昔、たまたま読み合わせの人数が足りないということで、私が代読みに入ったことがありました。その時に、私が読んだことでそのシーンやキャラクターの意味合いがよく分かったと言われたことがあります。また、そのシーンが飽きずに見られるシーンになっていたということも言われました。
シーンや台本の理解ができている人が入れば、相手役が多少未熟でもお芝居として成り立つのかなと思いました。そういえば、大学の演劇サークルでは、新人公演の時に先輩と1年生の新人を組み合わせていたなぁ。(それがそういうことなんでしょうね)

私が入ることで、一定のお芝居、作品を伝わるものとして成立させるという効果が得られるようにしないといけないと思いました。
あまり脇役を演じることが少ないので、どうやってメインのキャラクターを引き立てるお芝居をするか、ということができるようになりたいなと今は思っています。


おわりに

演劇クラブについてあまり話をする機会が無いままだったので、発表会を前にまとめられて良かったなと思います。
割とSNSに限らず、現実でも誤解されやすい人間なので、できるだけ齟齬が生まれてないように考えていることや思っていることは発信しようと思って活動しています。(それでも誤解されるのでもうこれは仕方ねえな!)

劇団フロンティア時代から、えみてんを観てから私を知って下さっている方には、放課後の演劇クラブでの成果は物足りない気もしていますし、こんなだったっけ?と思われることでもあると思います。
ただ、ここはこういう方針で活動をしているということをお互いに把握しておけば、印象もまた違うのかなという希望に賭けて書きました。

こんな感じでもいいよ、という方は現地に観に来ていただければと思います。また、動画でも公開しようと思っているので、遠方の方は動画を見てもらえたら十分嬉しいです。

もしよかったら諸々応援していただけたら頑張れます。
「たまにはガチの演劇やってほしい!」という方がいましたら、出演オファーをお待ちしています。

「放課後の演劇クラブ」発表会予約フォーム

 ご予約はこちらのフォームからお願いします

※出演者の体調により、演劇からリーディング公演になる場合があります

YouTube「のとNote」

動画はのとえみのチャンネルにアップ予定です。
また、こちらのnoteでも公演後にオリジナルコメント動画などを見られるようにしようと思います。遠方で観に行けないけど応援したいという方がもしいらしゃれば、こちらのコンテンツから応援していただけると嬉しいです。




自分を励ます用(布教)


▼踏み出す時に迷ったら(ライブで聴いても315でした)

▼『AZUR』の歌詞ではっとさせられて、今自分に必要な言葉でびっくりした。必要な時に必要な曲が来てくれるって本当にありがとう…。

見据えてる次のステージは 身の丈合ってるだろうか
気持ち次第さ 怖気付いてちゃ 夢は夢のままだ

追い求めるため 自分自身に喝
焦り不安振り払うのは 走ってきた距離
苦しい時こそ 次元(レベル)超える時だ

【SideM】THE IDOLM@STER SideM CIRCLE OF DELIGHT 10 W 『AZUR』より
刺さる作詞をいつもありがとうございます結城アイラ様 サブスク前の曲なので視聴をどうぞ


ちゃんと整理して、考えて、まとめようと思ったのは『ブルーロック』を見て、原作も読んだからです。自分、ぬるかったなって…。感謝。
(アニメはアマプラ、ネトフリで見られます)
作品は常に私を後押ししてくれて、前に進む力をくれます。


サポートいただいた分は全てお芝居をつくる何かになります。 一緒にお芝居をつくってくださったら嬉しいです。