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英語の勉強に

動画というと、NetflixもHuluもやめちゃったし、映画は見に行かないし、テレビもほとんど見ないようになってしまいました。DVDは少し持っていますが、7割方は買っただけで見ていないものばかりです。

では何を見ているかというと、YouTubeばかりです。小学生みたいなもんです。Youtubeの何がいいかというと、短いので気軽に見られるところです。映画やドラマを通して見る忍耐力はもう無くなってしまいました。

YouTubeのチャンネルは100以上登録していて、その内訳はバイクのモトブログ、料理、食べ物、筋トレ、語学、Mac、生き物、ビーチコーミング、アート関係その他もろもろです。けっこう登録していると言っても、いつも見ているのはそんなに多くなくて、その時々で自分の興味がある分野が変わってきます。しかし、見ているとみんなで流行っている同じネタを取り上げて回してるんだなというのがわかります。

現在はもっぱら「おっくんの宅飲みグルメ」をよく見ています。トップ画像のチャーシューは下の動画を参考にして作ったものです。これ簡単にできて、つまみに最高です。

それと最近比較的真面目に取り組んでいるのは、英語を学ぶチャンネルです。

海外の仕事をしていると、けっこうな確率でオンラインミーティングを設定されることがあります。Zoomを使うことが多いです。そうするとやはり英語がそれなりに喋れないと困るわけです。

それから、今年はいくつか海外の美大でレクチャー&ワークショップに呼ばれたりして、こういうのも英語で授業をしないといけないので、もう少し英語力をアップしておきたいというのがあります。3月末にはデトロイトのCollege for Creative Studiesに呼ばれ、本来であればまた12時間強のフライトで現地へ行って、二日間授業してすぐ帰国するという予定だったのですが、新型コロナのせいでキャンセルになりました。

それで英語のYouTubeチャンネルをいくつか見始めたわけです。その活用方法については、もうたぶん知っている人はとっくに知っていると思いますが、少し紹介してみます。

いまのところ「ニック式英会話」がなかなか良いです。

動画の本数があまり多くないのですが、誰が見てもわかりやすいと思います。というか、彼の日本語が本当に素晴らしい。ドラマをもとにして英語が聞き取れるかどうかという動画は、ドラマのの一部を取り上げてリスニングのポイントを解説するものですが、僕程度の英語力ではかなり難しいと感じます。とにかくもとの会話スピードが速いです。僕自身は英語に関してはアメリカで親しんだので、イギリス英語よりはリエゾンの多発するアメリカ英語のほうに慣れているとはいえ、ネイティブの会話は速いなあという印象です。

ニックさんの動画の中で紹介されていた、youglishというサイトは凄いです。どんなに凄いかは僕が語るより動画を見てください。

あとNetflix会員の人はこちらの動画もオススメです。特に無料のLLNというGoogle Chromeの機能拡張は非常に使えそうです。

好きなドラマや映画がある人は、きっとその内容もよく知っていると思うので、それらを使って勉強するとさらに楽しく学べるのかもしれませんが、僕のようにドラマも映画もほとんど見ない人間にとっては、会話の勉強のために部分的に見ても今一つハマれません。

そういうこともあって、僕がよく見ているのはTED TalkとかYuval Noah Harariさんの動画です。Yuval Noah Harariさんはサピエンス全史やホモ・デウスなどの著作で一躍有名になった今最もアツいイスラエルの歴史学者です。彼がいろいろな著名人と対談する動画は主にAIと未来に関することが多く、内容的に非常に面白いです。

知らない間にYouTubeの機能もだいぶ進化していて、再生速度も自由に変えられるし、英語の動画においては英語字幕を表示することはもちろん、他の言語の字幕にもかなり対応していて、日本語字幕も自動生成で表示できるようになってます。英語の動画に英語の字幕を表示させて聴くと、さらに理解が深まりますね。そして、語彙だな語彙、と思います。

しかし、おっくんの動画は日本語字幕を表示させることはできますが、英語字幕を自動生成することはできないようです。やっぱりそういう点では日本語はまだ不利だなと思います。

言語を学ぶには非常に便利な時代になったなと思います。ただし、自分が他の言語を喋る必要がなくなる日も近いのかもしれませんが。まあ、言語を学ぶというのは、単に言葉を学ぶということだけでなく、その国の文化や歴史や思想も学ぶということなので、勉強して無駄にはならないのではないでしょうか。

あと、22ヶ国語を話せるというSteve Kaufmannさんが、英語を上達させるためには英語の勉強を一旦やめて、第二外国語を学ぶといいよと言っていたのも興味深かったです。

会話に関しては、日本語でおしゃべりな人は英語でもおしゃべりでありやすく、日本語で無口な人(つまり自分)は、英語でもあまり喋らないと気づきました。僕は普段あまりしゃべらないがゆえに、脳と口の繋がりがイマイチなのか、日本語でさえ言葉が滑らかに出てこないので、英語でうまくしゃべれるわけはないのです。ただ、語るべきことを持っていればたどたどしくても通じるわけなので、そこもなんとかしたいところです。ちなみに発音だけは得意です。あれはモノマネなので。

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25年以上フリーランスのイラストレーターとして生きてきた経験から、考えていることや考えてきたたことを綴ります。海外の仕事のことや、ときには…

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