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【南東からきた男】全部で32人のはず。33人目の患者は何者だ?

先ほど、この作品について触れたが、こういった玉蟲作品はしばらく病めて退屈しない。お薬飲むか・・。

ガープの世界や、ブリキの太鼓みたく病み付きって感じもないのだが・・。

ドコをどう切り取るかによっても様々な顔を見せるタマムシ色をした作品のレビューは本当に難しい。

あえてソコの雰囲気でも出せればと、毎度ながらに着地点もなしに言葉をボークで投げまくってみる。

でも大丈夫。

言葉のキャッチャーが強引にストライクに見せてくれる・・。

そもそもボークは反則なのだが、言わなきゃ誰も気づかない。
映画に戻そう。

病院内にある教会のオルガンをひいていた。

単なる振動の流れに人は感動する。

その魔力は楽器にあるのか?演奏者にあるのか‥曲自体にあるのか?

或いは聴くもの側の彼らの中にあるのか‥。

彼らが感動している事を理解できても、私は感じる事ができない。という件(くだり)。

「1/f ゆらぎ音を聴くと脳内がα波の状態になり、人間の生体にヒーリング効果を・・・」← スッこんでろ!ここはそういう意味ででてきたのではない! 
滝に打たれて、ロウソクの炎を見つめて無明が意味するこの世の真理を覚って涅槃入りし成仏なされ。

ある者は三角形であると言い、またある者は、円だという。


そこへ天才が通りすがり、実は円すいであると言う。


物事は一方から見てはダメで他角的に見ないとダメだと諭し 尊敬される。



そこへキチガイがやってきて、そこには何も無いと言う。

さすがはキチガイ放っておこう。

無いワケがない。

でもね、私はそういうキチガイになりたい。

だってホログラムかも知れないんだもの・・・

監督・脚本は本作品が日本初公開になるエリセオ・スビエラ、撮影はルカリド・デ・アンヘリス、音楽はペドロ・アスナールが担当。出演はロレンツォ・キンテロス、ウゴ・ソト、イネス・ベルネンゴほか。


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