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【奮闘記】腹を括るという事

箱はあるけど…

2013年10月にリバネスマレーシアを立ち上げた話を前回書いた。どうにか会社は出来たものの、次のチャレンジが出てきた。リバネスマレーシアを一緒に大きくする仲間集めだ。どうやったら採用出来るのか⁈手探りのまま、面談を続けた。興味を持つ人は集まってくる。問題は就職希望者が何故か最後の選択を入社ではなくお祈りメールを送るという選択を選ぶ事だった。この時、私には、「不安」が相手見えること、その結果リーダー自身に「迷い」がある事が課題だと見破る事は出来なかった。いや、そう思いたくない気持ちと闘っていたのだと思う。

2名の新入社員

リバネスマレーシアを立ち上げてから3年の月日が経った。正直、周りはヒヤヒヤ・ヤキモキしていたと思う。何しろ、仕事も少ないし、仲間も集まらない。よく辛抱強く待っていてくれたものだ。感謝しかない。そんなある日、日本でインターンを経験した大学生から連絡が入った。リバネスに就職を検討しているというのだ。面談当日、1人だと思っていたら2人できた。周りからは、1人だけにした方が良い、2人仲間は「危険」だと諭された。しかし、私は2人の方がいろいろやりやすいだろうとこの2人を同時採用する事に賭けた。

タイミングと勢い

採用が決まり、ホッとしたのも束の間…また事件は起こった。リバネスマレーシアもここから加速するぞと思い立った瞬間、強烈なパンチがボディに放たれたのだ。入社を決めた2人は奨学金で大学に通っていたため、卒業後は大学・政府機関またはマレーシア政府お墨付きの会社に就職する必要がある。目の前が真っ暗に感じた。「聞いてないし…」と言っていてもどうにもならないので解決策を探した。このハプニングのおかげでリバネス マレーシアは設立3年でマレーシア政府お墨付き企業に認定される事になったのだ。彼ら2人が居なければ知らなかった制度だ。何事も腹を括れば大抵のハプニングは超えられるのかもしれないとこの時、再認識した。

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