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父親子育ての背景を考える

どうも、きっとです。

今回は、父親の子育ての背景
について考えてみました。

以前書いた、父親子育て支援事業が
大切な3つの理由
として記事の中でも少し触れました。
↓↓↓↓

父親子育ての背景

現在、男性育児休暇取得率は、
2021年度は13.97%です。

政府目標では、2025年までに
男性の育休取得率30%
を掲げています。

後数年で約2倍近くの取得率を
目指すというわけですね。

女性の育児休暇取得率が
約85%ですので、
男性の育児休暇取得率との
差を考えますと
30%になってもまだ差は大きいものです。


では、夫婦共働き世帯の割合という視点で見てみましょう。

厚生労働省統計情報白書図表1-1-3 共働き等世帯数の年次推移

約30年前から、共働き世帯、男性のみが働く世帯が同世帯に、
約20年前から、徐々に共働き世帯が逆転し、
今では、共働き世帯の割合の方が多いです。

これは、容易に想像がつくかと思いますが、
今後、共働き世帯と男性のみが働く世帯の割合が
逆転することはないでしょう。


今の時代では、考え難いですが
”男性は働き、女性は家事育児”
という時代があったということです。

ですから、共働き世帯の割合の方が多くなった
約10年前の男性育児休暇取得率であっても
2.63%という低い実態があり、
その負担を女性が負っていたということです。

男性も子育てを、家事を
と推し進める中で、
イクメンという言葉も生まれました。

父親も子育て、家事に協力を
という趣旨でしょうが、
母親はどれだけ育児、家事をしようが
イクママとは呼ばれません。

ここに男性と女性での
認識の差があるのではないでしょうか?


このイクメンという言葉が
良いとか悪いとかではなく、
今までの背景、社会が変わる中で
男性が手伝う、、、協力する、、、
ではなく、共に行う。

それは、特別なことではなく
当然のこととして。

ただ、一方で、男性の肩を持つわけでは
有りませんが、育児休暇が取りにくい雰囲気
があったのも事実ではないでしょうか?

子どもの行事は休めるけど
子どもの急な発熱は休みにくい。

そんなことに申し訳なさを感じる
父親がいることも事実です。

10数年前の話です。

私の友人で、父親も育児休暇を
取っていこうという
お達しがきました。

そこで、その友人が
上司に取得の旨を伝えると、、、、。

とてもそのような雰囲気ではなかった。

結局、育児休暇を取得できずに
悲しそうであったことを今でも覚えています。


父親の子育てと2025年問題

突然ですが、2025年問題というものを
ご存じですか?

2025年には団塊の世代が後期高齢者となるなど、高齢化が進展する我が国 が、今後どのような社会の在り方を目指し、そのためのどのような施策を行っていくべきか を、高齢化先進国としてグローバル社会に示すという認識のもと、「人口高齢化を乗り越え る社会モデルを考える」をテーマとした。
平成 28 年版厚生労働白書
(平成 27 年度厚生労働行政年次報告)

2025年までに、
男性育児休暇取得率30%目標
とこの2025年問題。

一見関係の無いように思えますし、
2025年という年くらいしか
共通項は無いようにも思えます。


ざっくりと
今後、高齢者の方が増え、
国として、男性、女性共に
社会で活躍してもらうこと
結果として、社会保険料など
税収を増やす。

その為には、
女性が働きやすい環境作り
今まで負ってきた女性の負担を
男性も同じく、共通のものとして
今後の少子高齢化社会の問題に
立ち向かっていきましょう
という事なんだと思います。

少子高齢化率
出生率
男性育児休暇取得率
の推移には
原因があり、結果に反映されます。

父親も子育てしたほうがいいよね
くらいの気持ちでは、いけないのです。

一人一人が真剣に向き合う時が
待ったなしの状況まで差し迫っています。

私一人が、何かを変えることは
到底できませんが、まずは自分の家族
そして、講師の依頼をいただき、
接する父親の方々と共に考え、行動していく
ことはできます。

国、企業、個人。
それぞれにできることはあると思います。

制度がどんなに整っても
実行するのは、個人。

つまり父親ですから、
このような父親子育ての背景を胸に
日々取り組んでいきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。






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