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同じ作品何回も観るって

井上みたいにはなりたくないので金曜になった途端に書き始めてみました。

今日は新宿へ行ったのですが、少年少女たちの集団というのはやはり今も昔も無敵です。
クラスの二軍の私ですら、高校生の時は自分達が1番おもしろいと思っていましたし、みんなでいれば何も怖くなかったし、友人の陰山の言うことは絶対でしたし、岡田先輩と食べる百円マックはご馳走でした。
同時に、我々以外のそういう若者グループに対して恐怖と嫌悪感がありました。

それが最近では、彼ら彼女らに対して、共感や同情、ある種の懐かしみや慈しみの感情で見れるようになりました。そして、彼ら彼女らが同じ個体に見えてきました。似た顔似た髪似た服をまとった似た生き物。記号です。

今週の一曲は中森明菜で「少女A」。


さ、今週は同じ作品を何度も観たり聴いたりやったりのお話。

私は俳優をしておりますので作品を創る側にまわることもしばしば。
リピートしてくれるお客様には感謝しかございません。
かくいう私もリピート派。そして一途です。
舞台というのはどんなに気に入っても期限付きのものですので終わりが来てしまいます。(映像化もありますがね)
一途と申しましたのは、映像作品、音楽、ゲームなど。
音楽ならTHE MODS。
ゲームはドラクエ、パワプロ、龍が如く。
映像だと、暴れん坊ママとジブリ。

リピーター様方がよく言っている、『何度も観るからこそ気づくこと』というのがありますね。
前回上手側から観たから今回は下手側から!とか。
台詞を話していない俳優に注目してみた!とか。
この時実はここにこんな小道具が!とか。
ギターソロの裏でこんなにドラムが鳴って!とか。

THE MODSに関しては毎日の通勤のお供ですからさすがにギターもベースもドラムも諳んじられるくらいには聴きました。

しかし、とかく芝居とゲームは見つけられない。
いつも同じものを同じように観ちゃうんだ。
何度観ようともジブリの台詞は覚えられないし、同じところで笑うし泣くし、新たな発見はないし。
何度も観てるのに、マニアックに語れるようにならねんだ。
実はアシタカはこうでこうで、とか言ってみたいんだけど、毎度毎度「あ、ほんとはアシタカヒコっていうんだ〜」って新鮮に思うだけ。

みんなはさ、2回3回とどういう風に作品を観てるの?
なんか秘訣はある?
教えて!ねえ、教えて!

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