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躁鬱(双極性障害)の人向け 体調が良くなってきたときに優先的にやること
体調が良くなってくると、嬉しくて、前のように活動できるかも?挑戦したい、頑張りたい、といったように、特に仕事や勉強に関心が向くと思います。
振り返ると、わたしは「このままではいられない」という気持ちが強くて、焦りが様々な行動の動機になっていたように思います。
焦りがありつつも、優先的にやることは、自分の一日の生活スタイルを決めておくことです。
それを毎日繰り返していると、必然的に思い悩む時間が減ります。
“規則正しい生活”が推奨されていますが、寝て、起きて、食べて、お風呂・・。他には?ってなりますよね。
病院の先生が教えてくれるわけではなく、それは自分でしっくりくるものを探し、生活に組み込んでいく必要があります。
わたしの場合
子どもの見送りついでに、ゴミ出し
掃除機かけ
ラジオ体操・エアロビ・筋トレ
脳トレの問題1問
植物の世話
お笑いのテレビ
他にも、ラジオをつける、とか、カーテンを開けるなど、いつも同じタイミングでしています。
このように、毎日する事が決まっていると、生活リズムが整う以外に、調子を崩す予兆のサインとして使う事ができます。
ラジオが同じ音量なのに、うるさく聞こえる。植物の世話がめんどくさい、など。
わたしのイメージでは、生活の中にある作業を、山登りの命づなのように、何本も引っ掛けている感じです。
ある作業ができなかったら、不調に気づけるため。
なぜ、生活の作業を複数の命づなとして見ているか、というと、1本だと外れたら下まで落ちてしまうからです。
下まで落ちると、また同じところまで戻ってくるのが大変なように、双極性障害でもいきなり、底まで悪化すると、戻すのが大変です。
なぜ、大変かというと、その時は、自分本来の思考力を持っていなし、認知の仕方に極端な偏りが生じています。
そのような状態では、何をしたら良いのか?と考えることができず、何も出来ないことに悲観的になります。周りの助言に耳を傾けられず、腹を立て、怒ります。馬鹿にされていると、取り違えたりします。(わたしの場合)
人の態度や言葉をネガティブに捉えてしまうのは、従来の傾向があったとしても、それに拍車をかけるのが、病気だから、という理由です。
体調が良くなってくると、発症前の自分に戻りたくなってしまいますが、今の自分にあった生活を、じっくりと組み立てるのが大切だと思います。
そして、組み立てたものを優先し、仕事や勉強のために、削りすぎないことも大事だと考えています。
削ってしまうと、命づなの数を減らし、不安が増すと思うからです。
自分にとって程よい生活スタイルを作り、定期的に入れ替えを行うのが、体調が良いときにできることだと思います。
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