躁鬱(双極性障害)の人向け 心身ともに安定して過ごすためにできること
前回は、“楽しい”の感覚が戻る過程を書きました。うつが濃い時には何かに良いイメージなど持てないと思うのですが、その中でも、感覚的に「あれは良かったなぁ」と感じていたものがあります。
肩にのせてもらったホットタオル
豆腐とわかめのお味噌汁
スーパー銭湯
友達がくれた入浴剤
磯遊び
みかん狩り
個人的な話ですが、頭で考えるよりも、五感で感じることを繰り返していると、感覚が開くというか、興味や好奇心が戻る感じがしています。
上に挙げたものは、ホッとするとか、気持ちがいいもので、今でも良いイメージを持っていて、疲れた時や、癒されたい時の選択肢に入っています。
今は安定して過ごしていますが、安定している時にも、「今自分に足りていないのはなんだろう?」と気にかけるようにしています。
特にストレスでわかりやすいのは、イライラしている時だと思います。寝る、食べる、話す、歌う、自然に触れる、作る、見る、運動する、など様々な解消法があります。
足りていないものをその時々で選ぶのが、自分に合っているように思います。
うつから回復する時には、わたしはこんな時期を経ていると思っていて、4のように安定したとしても、1から3でしていたケアが場面に応じて必要で、それによって安定の時期が支えられていると考えています。
体を休める時期
体を癒す時期
遊ぶ時期
心身ともに安定の時期
8月に熱を出してから、1ヶ月くらい体調が良くなかったため、出かけられず、子どもの用事を済ませるばかりで、ストレスが溜まっていました。
この時の自分に足りていないのが、癒しや発散だったので、磯遊びに出かけてきました。
海の生き物を見て、波の音を聞き、潮の匂いを嗅ぎ、体は疲れるのですが、気分はスッキリした感じがします。
いつでも海に行かれる訳ではないので、日常的には植物を世話したり、畑のお手伝いに行っています。
わたしの場合、どうしても思考に傾きがちなので、五感が働くよう意識的に機会を作るようにしています。
自分がこれまで感じてきた“いい感じなもの・こと”を集めて、これからの自分のケアができると、安定して過ごしていけるのかなと思います。
読んでくださり、ありがとうございました。
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