見出し画像

躁鬱(双極性障害)の人向け 病識・予防・対処法の予防の話


病識と予防と対処法はセットで大事だと思うのですが、今日は予防についての話を書きます。

良い状態をキープする上で、一番大事なのは予防だと考えています。予防って地味なので、「このおかげで発症せずにいられる」と実感できないと、なかなか継続するのが難しい部分だと思います。

私の場合は、予防を生活の中にとり入れていて、ラジオ体操、掃除、園芸、その他を毎日だいたい同じ手順で繰り返しています。

過去、発症した時がいずれも夏の時期だったので、今の時期、特に予防として意識しているのが、「話し過ぎないこと」です。
躁の症状として、“多弁”があるので、それに気をつけています。

具体的には、聞く側に回ること、LINEでは最低限の連絡のみにすること。リアルでのネットでも同じ姿勢でいるようにしています。

このnoteでは、始めてから今まで、誰かのnoteにコメントしたことがありません。それは、自分の中の約束事であり、予防のためです。求められていないアドバイスをしたり、やたらと話しかけたりしないように、との考えからです。

やたらと話しかけるのは、ネット上でも多弁であり、それはリアルと同じように歓迎されるものではないだろうと思います。

そうした予防の結果、発症を抑えられ、無理のない範囲を自覚し、自己決定が迷いなくできていると思います。

予防は自分のQOLをあげるために必須ですが、何が予防になるのか?を教わってないような気がします。

自分の発症のパターンと引き金になった事柄などを把握し、その状況から遠ざかる必要があります。

例えば、私の場合だと、多弁、易怒性などが症状として現れ、ひどくなると妄想に進んでしまうことがわかっているので、たくさん喋るとか、怒っている状況をあまり作らないようにしています。それが私にとっての予防です。

最初の頃(鬱の時)は、人と関わらない方が良いのか?と思っていました。また失敗したくない、傷つきたくなかったので。

もちろん、関わらないない方が良い時期もあるけれど、段階的に回復する過程で、関わり方を工夫して人と関われるようになってきます。その工夫が予防と重なる感じです。

最近、子どもにスマホを渡す機会があったのですが、小学生なので制限をかけるんです、小学生向けの制限て、「これで何ができるの?」ってくらい厳しくなっていて、その後、中学生、高校生向けに段階的に緩くしていきます。

最初厳しいのがポイントで、リスクをリスクとも認識していない人にフルスペックでスマホを使わせたら危険なんです。

これと同様に、自分の体がどんな時に調子が悪くなるか知らないで、自由に行動するのはリスクがあります。

制限をかけ過ぎては、窮屈になり自分が活かせないし、緩過ぎてもダメ。リスクの高いことについては制限をかけ続け、たまに予防の内容を見直していく必要があるのかな、と思います。

下の記事は2年くらい前に書いたので、今はやっていないこともありますが、考え方は大きく変わってないです。よかったら読んでみてください。

読んできただき、ありがとうございました。


読んでいただき、ありがとうございます サポートはチューリップの球根・野菜の苗の購入に使わせていただきたいと思います。