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躁鬱(双極性障害)の人向け 結局何をしたら体調が安定するのか?を考えてみる

以前、テレビを見ていた時、タレントの武井壮さんが、「目を閉じた状態で、両腕を肩の高さに水平に伸ばす、そしてその姿を鏡で確認すると、肩より上がったり、下がったりしている」と言っていました。

人は頭で思い描いた通りに体を使えない、だからプロのアスリートは何度も何度も自分のフォームを確認し、練習している、といった話に繋がっていたと思います。

バットを振る、ボールを投げる、ボールを蹴る、は誰でもできます。でも、イメージ通りそれをするには、練習が必要です。

なぜ、この話に触れたかというと、双極性障害の“治療”と呼ばれるものは、“練習”と言い換えた方が、しっくりくると思うからです。

わたしの中のイメージでは、天秤の片側に自分をのせ、反対側にはやる事、やりたい事をのせます。その結果体調が自分にとってちょうどいいと感じる範囲に収まっているか確認します。(天秤がまあまあ釣り合っている状態)


天秤

“ちょうどいい”を探すには、天秤の自分とは反対側に、どんなおもり(分銅)を乗せられるのか(おもり=やる事・やりたい事)それを実際にやったり、やめたり、やり方を変えたりする必要があるのだと思います。

発症から回復してくると、出来ることが増えてきますが、どんどんおもりを乗せて行けば、いずれ反動がきてしまうので、新たに乗せるなら、他のものを下ろすか、全体的に軽いものに変更するなど、工夫ができると考えています。

この過程は、対象が見えないながらも、やっていくうちに上達していくので、“練習”と捉えています。

わたしにとってのおもり(分銅)

  • ラジオ体操

  • 脳トレ

  • 植物の世話

  • 掃除

  • その他、歯磨き、入浴などの生活習慣

これらは、常に乗った状態にしています。(毎日やることが出来ない時、早めに不調に気づくため。)
子どもの外遊びに付き添ったり、友達と会ったりもしますが、とてもゆるくやっています。

気をつけているとはいえ、スポーツと同じで、これくらいでちょうどよいと思ってたけれど、実際には釣り合っていないことが出てきます。それは、鏡のように客観的に教えてくれる、身近な人、医師の力を借りる必要があるのだと思います。

天秤のようなイメージで、おもりの乗せたり、下ろしたりしていると、〇〇すると私は△△な状態になる、といった傾向がわかってきたりするので、自分に向かない選択を避けたり、対処法を考えるのにも、役立っていると感じます。

年齢が上がれば、体の変化もあるので、この先もずっと体調を安定して過ごすには、“練習”が必要なんだろうと思っています。



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