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躁鬱(双極性障害)の人向け 医師が人生を直してくれるわけではない

発症から回復していく過程で、振り返ると転換点だったと思うポイントがありました。

それは、体調がそこまで悪くない時に、ふと「自分でやらなきゃダメなやつだ!」と気づいたんです。

ここで、最近の出来事から感じたことを書きたいと思います。

うちには小学生と幼児の2人の子どもがいます。出かける時には車を使うことが多いのですが、先日、私が電車で行く予定の場所へ2人ともついていきたいと言いました。

そこで、10歳の娘にバスの時刻表、行き先の駅、乗り換えの駅、などいくつかの情報を伝え、「今日はついていくから頼むね〜」と言ってみました。

すると、いつもの休日なら「何持って行ったらいいの?」道中も「まだつかないの?」とグズグズしがちなところ、「時計持って行った方がいいよね、あとメモと、ハイチュウ」とか言いながら準備し、「10時に家出るよ!」とバスの時刻から出発時間を決めていました。

電車に乗るには、方面、ホーム、快速や各駅停車といった電車の種類、目的の駅に停車するしない、など確認が必要です。娘は、駅のどこにその情報があるのか、あちこち見回して看板を見つけては、「この○がついている駅に止まるってこと?」「あーわかった、わかった!」と一人納得していました。

駅に着いて、地図アプリに目的地の住所を入れたスマホを渡すと、「ここを右だね」「もうちょっとで着くよ」とナビをしてくれ、「スマホ便利だねー」とか言いながら楽しそうにしていました。

この日の娘を見て感じたのは、「やる」って決めた人は、まるで別人のようだということ。

不思議と不満を言ってこなかったです。いつもなら「まだ着かないの〜?」「疲れた〜」とか言うのですが。ただついてくるだけが退屈だったのかもしれません。

「スイッチが入っている」状態だと主体が自分にあって、考えているし、注意して周りを見ているので、発見したり、「わかる」感覚を味わいやすいのだろうと思います。

娘は今まで電車に乗っても、乗り換え案内など全然見てなかったですが、今回は「ひらがなでも表示されるからわかる」といって確認していました。

話を最初に戻すと、「自分がやらなきゃダメなやつだ!」「スイッチが入っている」のような気づきや状態を得ると、次に「わかる」がもたらされて、「楽しい」が増え、結果的に人生が良い方向へ進んでいくのかな、と思います。

私自身でいうと、生活習慣が体調をを安定させるためにも、崩す予兆をキャッチする上でも大切だと思ってから、自分にとっての最適なリズムを作って続けています。(やらされてはいません)

デイケア、農業ボランティア、ブログなど、やってみたらどういう気分になるのか?は、実際にやってみたので、わかりました。

だだ、1箇所についてわかっただけで、他へ行けばまた違う気分になると思います。

それをした自分がどんな気分になるのか?は、いくらネットで調べてもわからないので、試してみるしかなく、それが自分と出会っていくことだと考えています。

タイトルに戻ると、医師は言葉で後押ししてくれることはある、と思います。しかし、スイッチを入れるのは自分だし、人生は良くなるはず、と思います。

読んでいただきありがとうございました。


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