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躁鬱(双極性障害)の人向け 寛解までやらなかったこと やめたこと

やらなかったことは、薬を自分で調整することです。これは1度もやりませんでした。発症して辛い時期、「薬が合わないのでは?」と思っても勝手に止めず、病院に連絡し、調整してもらいました。

合っていない事実を含めて、正確な情報を残していくのは、遠回りなようで、最短ではないかと思っています。

次にやめたことは、病気の原因探しです。特に病気を受け入れられない時期には、「なぜこうなってしまったのか?」と原因探しをしたくなります。でも、原因がわかったところで良くならない、と思ってからは考えるのをやめました。

それと同時に、一旦、自分の性格や考え方の問題と、病気は分けて捉えるようにし、まず対処すべきは病気であり、医療の力を借りて、ある程度安定して日常生活を送れるところを目指しました。

心理学を学んできた中で、自分の性格や考え方を変えていく、ということが多くの人にとって簡単ではないのを見てきました。それは、長期的に学び、人と関わり、行動しながら変わっていきます。

デイケアなどで受けられる心理教育が、医師の許可がいることからも、ある程度元気でないと、その学び自体が逆効果になるのでは?と思います。

もう一つ、やめたのは、気分に注目することです。体調が良くない時ほど、気分の悪さに注目し、それをどうにかしたいと思うのですが、頭の中で考えてどうにかするのは難しいです。

その代わりに、体に現れている症状に一つ一つ淡々と対応します。胃が痛い、肩が凝っているなど。

体の調子が良くなると、自然と気持ちも軽くなるので、そうしています。

気分に注目しない理由は、私の場合、悪いことも書くと記憶に残りやすいので、あまり細かく気にしないため、というのもあります。

紆余曲折しながら、現在は体と行動を管理するやり方に至っていますが、そのあたりは人それぞれ合ったやり方があると思います。

これまでは、やってきたことを中心に書いてきましたが、今回は私自身が、やらなかったこと、やめたことを書きました。

これらは、気持ちが楽に病気に付き合うためにやってきたもので、一つの経験談として読んでいただけると幸いです。




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