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躁鬱(双極性障害)の人向け いつも不安でいっぱい、心身が安定しない時、目を向けたいこと

双極性障害を発症し、寝たきりではないものの、1日の大半をボーッと過ごすような時期には、不安か焦りでいっぱいでした。

よく不安は行動することで解消される、といった内容を目にしますが、そもそも具体的行動を思い浮かべられる余裕がなかったりします。

先日、興味深く読ませてもらった記事を紹介します。いろいろな発見があると思うので、ぜひ読んでみてください。

この記事では、“習慣”が人の心身の安定に貢献しているのではないか、と語られています。

わたし自身振り返ると、病気を発症したことで、ほとんど強制的に“習慣”が奪われてしまい、休むという名目のもと、何もしない日々が続くのですが、それがかえって不安定に陥る要因だったかもしれない、と今では思っています。

実際、毎日繰り返す習慣がある今では、特に不安になったりすることなく、過ごせています。

別の例ですが、乳幼児は日々の生活の中で、イレギュラーなことを体験すると機嫌が悪くなったり、混乱して泣いてしまうことがあります。

小さな子どもたちは、日々、同じことが繰り返されることで安心しています。毎日、歩く場所が変わったり、テーブルの席が変わったりすると不安なんですね。

うちの子どもでも経験しましたが、いつもはお風呂が先なのに、親の都合で、今日はご飯が先、みたいなことをすると嫌がっていました。

小さい子どもは、時間がわからないけれど、“習慣”によって秩序を保って生活しているので、明日何があるかわからない状況にありながら、不安がったりしていないように見えます。

なんとなく習慣は大切そうだ、でも思い浮かばない・・、といった場合には、“世話する”対象があると、勝手に習慣が生まれるのでおすすめです。

わたしは植物を育てているので、毎日様子を見たり、水をあげたりしています。

意外な考えかもしれませんが、家も世話の対象で、窓を開けて空気を入れ替えると部屋は良い状態に保てます。

以前、住宅関係の仕事をしていたのですが、空き家に入ると、空気がしばらく入れ替わっておらず、何とも言えないどんよりした感じを受けました。

「窓を開ける」たったこれだけの習慣でも、雨が降らないかな?風が強そうだ、といったアンテナが張り、外の環境と繋がりが持てます。

特別意味のあることをしなければ!と意気込むことなく、やる事がある、そして、それを自分のリズムで淡々と繰り返している状態が、安心に繋がっていると思います。

わたしの習慣には

  • カーテンを開ける

  • ラジオをつける

  • マウスピースを洗う

  • 布団をコロコロする

  • 掃除機をかける

  • ラジオ体操をする

  • ゴミ出し

  • 子どもを見送りに出る

  • 植物に水やり

その他、身だしなみを整えるなど


  • お風呂の後に体重計に乗る

  • 子どもの歯磨きをする

  • 薬を飲む

  • マウスピースを入れる

  • 子どもに絵本を読む

他にも色々ありますが、毎日多少時間は違っても同じ順番でしている事が多いです。

規則正しい生活、というと寝たり起きたりに目が行きますが、“習慣”を今の自分にあった形(在宅が多ければ、在宅用の習慣)で選んでいけると、生活に緩やかな秩序が生まれ、気持ちも安定しやすいと思います。




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