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関ジャニ∞邂逅2ヶ月目の『KANJANI'S Re:LIVE 8BEAT』11/26横浜アリーナ公演参戦感想

ご縁があって現地に行かせて頂きまして、めちゃくちゃ濃密で楽しいライブだったので脳を絞って記憶の限り言語化した感想です。

↓前回までのあらすじ


※※※注意※※※
・ここより先にはセトリ(全部)&MC・セット・衣装(若干)等ありとあらゆるネタバレが含まれます。本当にネタバレしかないのでネタバレ全回避の方はこのままブラウザを閉じて何も見なかったことにしてください。
・あくまで一個人の記憶に基づく感想であり、事実とは異なる場合があります。
・個人的に印象に残った部分を書いている(というか覚えている範囲でしか書けない)ので、曲や言及してるメンバーさん等に偏りがあるかと思いますがご容赦ください。
・だいたい曲と演出と構成の話です。MCに関しては他の方がかなり詳細にレポされているのもあり細かい話はあまりしてません。

・書き手のスキルと書きたいものの兼ね合いによりほぼ全編箇条書きなので、大変読みにくい可能性があります。

めちゃくちゃ長いので全部読むの面倒な方向け
⇒1・7・17・22・28・en1あたりと全体感想を見ればだいたい書いた人がどういう視点で見てたかわかる気がする。


◇場外~開演前

・電車で絶対に行き先が同じだろうな…という方に遭遇し、新横浜駅では開場時間が近づくにつれどこ見ても居る状態だったので、グッズ(特にバッグ系)のアピール力がめちゃくちゃ高い。あとぬいぐるみさん。
・パッと見でグッズっぽくないデザインのものもあっていいなーと思いました。同じの持ってる人が何人も居るのであああれグッズなんだな…と気付くくらいの感じ。

・どのアーティストでもそうなんですけど会場近くでライブに行く人を見るのが大変に好きなのですが、全身から推しが溢れている方もいればtheライブ参戦!という服の方もいたりすごく可愛くメイクされてる方もいたりで色んな向き合い方があっていいですね。アイドルの包容力の広さを感じる。

・今回フォロワーさんにお誘いいただいて参戦のため(本当にありがとうございました)、会場外で合流後に入場。勝手が全くわからないので手取り足取り助けていただきました本当にありがとうございました…
・入場するまで座席がわからないの、メリットとデメリットどっちが大きいんだろうなあとぼんやり思っていたんですが何分どのライブでも座席にこだわりのない人間なのでよくわからず。
・座席はアリーナ(他会場で言うところのスタンド1F)のバクステ近辺やや上手寄りだったのでバクステとトロッコのルートが大変に近くて全体も見えて良かったです。

・丸山さんお誕生日のため、全体的に会場がなんとなくオレンジ多め(服)
・入り口でフェイスシールド配布されてましたが、別件で買ってた山本光学のフェイスシールド持ってきていたのでそちらを使いました。全然違和感がなくて流石安全メガネでお世話になる企業さんはすごい。
・ペンライトを人生で初めて持ちました(お借りしました)推しの概念が反映されるのを完全に失念してて「これは…何色をつければ…」となってしまったのですが、丸山さんお誕生日ということでだいたい橙にしてました。

・11/3に髭男のライブで横アリに来てて、そのときは2席毎に1席飛ばしでキャパ66%だったんですが今回100%ということでだいぶギッシリ感があって懐かしい。
・そうかこれが普通なんだよな…と思ったのでこのまま続いてくれれば嬉しいですね、席飛ばしは見る側としては隣を気にしなくていいので楽ではあるんですけどやっぱり舞台に立つ側に金銭的にも精神的にも負担がかかるだろうし。

・開演前モニターでLINE風画面のパフォーマンス
・丸山さんお誕生日の流れからさらっと祝われるフワちゃん&智(大野さん)
・特に前触れ無く投げ込まれる丸山さんの幼少期写真と大倉さんの過去(映画撮影時?)写真
・一番びっくりしたのが18時開演で17:40に村上さんの「今着いたのでアイドルの準備する(空覚え)」のメッセージが入ったことなんですけど本当だとしたらギリギリスケジュールすぎる。


■1.Re:LIVE

・一行目から「歌上手いな…」と思わせてくる歌唱力、シンプルに掴みが強い。
・現場で1曲目として聴くと余計にそう思ったんですけどこの曲が『EDっぽいOP曲』にも『OPっぽいED曲』にも聴こえるのが“Re”の部分を表してそうだなと。これで終わるセトリも見てみたいような。あのライブ終わるときの爽やかさと寂寥感が同居する時間帯にもすごくいいと思うんですよね。
・ライブド定番曲みたいな風格があるけどリリース2020年なので『新定番』が正解かもしれない。

・最初の衣装が一番好みだったんですけど、白スーツベースでメンバーカラーメインのスプラッシュ柄に背中に8beatのハートのマークだったような。
・あとの曲でトロッコが前に来たときに横山さんが中に白ハイネック着てるの見て謎の「わかる」感がありました。

■2.ズタボロ問答

・サビ中のソロパートが大変良い。「生」の感じがある。
・コーレスできないのが惜しすぎるな…と思いました、どう考えても元気なライブのための曲なので…

■3.サタデーソング

・この辺からトロッコに乗ってきてたのでめっちゃ近い。目と鼻の先に居るのを見て「アイドルって現実なんだな…」とか真顔で思い始める。見るの二ヶ月ぶり二度目なんですけども。
・トロッコの長辺(客席に向く方)に飛沫対策か高さが足元から1900mm(一番大きい大倉さんの頭より上まで行く)くらいのアクリル板がついてる状態なんですが、安田さんがちょくちょく横からひょこっと上半身を乗り出して歌ってたのが印象的でした。
・Aメロ~Bメロ~サビと全体的にオケがシンプルなのと歌詞もそこまで詰め込んでなくてファンサに大変相性のいい曲。個人的にサビの「ちょっと贅沢な気分じゃない?」の後のベースがツボです。
・バンド曲じゃなくてもトランペットが頻出してるのでなんとなく関ジャニさん=トランペット有り曲のイメージがついている。

■4.無責任ヒーロー

・多分音楽番組でズッコケ男道と並んで相当聴いている(気がする)+THEイナズマ戦隊曲なので邦ロックオタク的に肌馴染みがいい。あとペンラ振りが楽しい。
・1番Aメロで入れられてた令和の合いの手、曲が生きてきた時代を感じて好きです。

■5.T.W.L

・安田さんの声の上伸びが凄すぎる。
・果たしてペンラとタオル(持ってなかったけど)のどっちを振るのが正解だったのかが今でも謎です。
・今回夜のアリーナだったんですけど、真昼の野外ライブでやるのが一番楽しい曲かもしれないなと思いました。野音とかスタジアムとか。
・大倉さんのやってたLの字、体幹とハムストリングスが大変きつそう。

□衣装替えMC

・ぬるっと衣装替え組とMC組に別れてぬるっと始まるMC、ロックバンドのワンマンとかで絶対ない光景なので大変新鮮。
・丸山さんのファンネーム妻の由来の話、大倉さんの「100点」の食い気味テンポ感が完全に漫才のそれ。
・今日(11/26)公演から100%動員が可能になったので復活当選を増やした話、スタッフさんの奔走が見える。お疲れ様です。舞台から見たらフルキャパの方がいいに決まってますからね。
・常時コントみたいな勢いで進むトーク、北の民には異界の技術感が凄い。(※個人の感想です)

■6.町中華

・後ろで流れてるアニメーションがAC部を500倍に希釈したみたいな若干の狂気を孕んだ演出で笑ってしまいましたが、この例えが人に通じるのかわからない。
・足の音ハメが凄く良かった振りがあったのでもう一回みたい。
・正直本当の歌詞を知らない状態で一回あのダンスパフォーマンス見たかったなの気持ちはあります。ダンスの重心が全体的に低かったのがギターのメロディラインに合ってておしゃれだったんですけどまだ境地に至っていないのでどうしても歌詞に気を取られる。
・それはそれとして大倉さんの(遠出)のところがとても好きなので生で聴けてよかったです。

■7.YES

・サビ頭で光源が「Will You Marry Me?」が書かれたメインスクリーンだけになってバシッとシルエットが出る演出が大変印象的だったのであそこのシーンポストカードとかにして印刷したい。
・ウェディングソングだけど安直に筆記体フォントとかじゃなく、Century Gothic系のサンセリフフォントで白地に黒文字なのが曲に対する映像作成の解釈として納得しかなかったのであそこ考えた人と握手させてほしい。

■8.ひとりにしないよ

・YES〜ひとりにしないよ〜大阪ロマネスクの流れ、絶対に落とすというか捕まえる気概を感じる。
・その一方でちゃんと聴き手側に寄り添ってくれる歌い方をされていたので大変に罪作りだ…と思いながら見ていました。捕まえた上で福利厚生が手厚い。
・「大切に“したい”」っていうのがこう、横から同じ視線で手を取ってくれる表現でいいなと思いました。ここの歌詞に限らずですが。

■9.大阪ロマネスク

・多分あんまり共感してもらえなさそうというかどこから来たのかも不明なごく個人的な感覚として、この曲に対して春先の傘を差すか迷うくらいのちょっと冷たい小雨くらいのイメージがあったんですけど、今回現場で聴いててもう少し暖かくなったというか、これから晴れるその前の明るい霧雨みたいな柔らかい雰囲気に聴こえました。
・全員凄く優しく角が滑らかな声をしていたんですが特に村上さんがその印象が強かった。

□幕間映像

・モーションキャプチャ(というかボディトラッキング)であのくらいの関節数の二頭身モデルを動かすと密度の関係でわちゃわちゃ感が五倍くらいになるんだな…と思うなど。
・多分元の人達が動きすぎなのもある。

■10.君の歌をうたう

・何故か全く関ジャニさんにシーズンイベント曲のイメージがなかったのでとても新鮮(初聴きでした)
・振りレクチャーから元テンポに戻ったら割とスピード速くてちょっと戸惑う。あと客席前方の緑セーターのお兄さん(多分)がイジられてて本当にお客さんと雑談(?)するんだ…と思いました。

■11.キミへのキャロル

・やたらと振りがかわいい(これも初聴き)
・歌詞あんまり把握できてなかったんで今調べたんですけど恋愛曲ほどかっこよくなくて人間臭いんだな…という感想。

■12.がむしゃら行進曲

・ごく当然のように動き回り踊り回りながら歌ってるけどテンポも速くて歌詞も詰まってて普通に結構難しい曲なのでは…?
・センターステージのJrさんがめちゃくちゃ全力で踊っているので好感度が高い。

■13.イッツマイソウル

・座席の位置の関係でバクステにいる時だいたい安田さんがド正面にいらっしゃったので身体の華奢さに対する声の伸びに目を丸くしていました。一体何処からその声が出て…?
・関ジャニさんのラブソング、だいたい一人の人にずぶずぶになっているちょっとだめな人間臭いイメージがあるんですけど多分この曲のせい。

■14.RAGE

・サビ頭の和音からガッと強い声が出てくる構成、生で聴くと迫力が凄い。
・「つかみとれ」のところ、歌が音の羅列ではなくきちんと意味が乗っていると感じさせるようにそこまでの流れで乗せてきて決めて来るので構成に声がきっちり噛み合っていてよかったです。

■15.凛

・村上さんの涙腺が大変に決壊していらっしゃった。多分2回目?のソロがもう大分涙声だったような…
・サビの全員で歌う所がすごく伸びやかで気持ちいい。

□MC(丸山さんお誕生日祝い)

・詳しいことは他の方のレポで沢山書かれているので省略しますが、映像演出がとても良かった。一緒に過ごしてきた人達が今まで過ごしてきた時間を肯定してくれるっていうのが凄くいい歳の重ね方だなと思いました。
・そしてその流れのままわちゃわちゃできるのが良い。
・ケーキを運んできたJrさんにチョコを渡す村上さんを見て「これが話に聞く大阪人ムーブ…!」みたいなことを考えていました。一時期そこそこ関西人に囲まれていたのに未だに関西のことを何も知らないので…
・横山さんのプレゼントの渡し方が二次元で見た事あるやつ。
・丸山さん缶チューハイ6本を抑え目にカウントするの本気の酒飲みで面白すぎる。

■16.友よ(アコースティック)

・安田さんがギター一本でラフに構えたところからの圧倒的歌唱力で引っ張り込まれる。強い。
・いい意味で手の跡が沢山ついているというか、生身の人間の質感の曲なのでこういう飾り気のない声とギターだけの構成だとより輪郭が浮き彫りになる感覚がありました。

□Jr.パフォーマンス(AmBitious『AMBITIOUS JAPAN!』)

・若いのは当たり前として純粋に大変キラキラしてて眩しい。
・今調べたら大倉さんプロデュースで先月結成って書いてあっていやめっちゃ働きますね?って思いました、自分たちのライブの準備してなにわ男子さんのデビューがあって更に新グループ結成とか色々してるの見るといつ寝てるんだろうという疑問しかない。

■17.Let Me Down Easy

・スクリーンが上下に割れたの見て以降スクリーンの挙動を注視する羽目に(バンド曲に移ったときに左右が割れたので、多分中央4分割+横2枚くらいで動かしてるような気がしたけど他の動きもあったかもしれない)
・ワンルーム・ディスコみたいな一人×一部屋の配置。ラップパートの映像見るに部屋っていうかエレベーターのカゴっぽいんで”Down”に引っ掛けてるのかなと思いました。俯瞰アングルだったので監視カメラかなとか。
・ラップパート→落ちサビの流れでバッとレンジが広がって開放感に繋がる話、現場で浴びても川谷氏が言ったとおりの感覚だったので謎にめちゃくちゃ悔しい。
・あとこれのための部屋とカゴの演出じゃん(正面以外塞がった部屋→完全閉所のカゴ→そこからステージに出てくるの流れがまんま曲展開の反映だったので)!と思って更に何か悔しいという。
・いや本当になんで悔しいのかわからないんですけど川谷氏の曲がライブ映えのいい演出で来たことに謎の悔しさが凄い……好きです……

■18.浮世踊リビト

・47都道府県ツアーDVDで聴いた後で元音源のディスク買った時にも思ったんですけどこれ相当歌割りの振り直し大変だっただろうな…の気持ち(勿論他の曲も色々試行錯誤があったと思うんですけど特に)
・17-21曲目までの流れがファンの方の心臓を休ませる気が一切ない構成でニコニコしてしまう。意図的に悩殺してくるスタイル凄く好きです。

■19.稲妻ブルース

・声出し禁止のためイントロ入った瞬間になり損なった歓声が聴こえる。
・「上品に治安が悪い」みたいな謎の日本語が頭を過りました。なんというか芯があるので姿勢が崩れた感じがしないんですよね。治安は悪いけど。モブを足で転がしているときの姿勢がいいみたいな話になってしまう。
・ガンガンバンバンババンの掛け合いが生で聴けて大変満足度が高い。
・音源で聴いた時あんまり気にしてなかったんですけど「信じた道をひた走れ」のところの大倉さんと安田さんのハモリがめちゃくちゃ良かったです。
・というか全体的にこの声質と歌い方ならこういうメロディラインが合うだろうなみたいなのが綺麗に歌割りに反映されててよく出来てる…と思いました。

■20.ブリュレ

・声出し(略)イントロ入った瞬間になり損なった悲鳴が聴こえる。多分悲鳴。
・単純に曲が格好いいっていうのもあるんですけど、多分これだけ個性のある各メンバーそれぞれのパフォーマンスの魅力の最大公約数を貫く曲だからこれだけ人気があるんだろうなと思ったり。
・サビ前の4連符を音ハメした足踏みの振りが非常に好きです。あとサビの「言葉の奥で〜」の腕の振り。

■21.赤裸々

・メインスクリーンの歌詞表記が白文字赤淵(多分)の歪み掛けた明朝体でこの曲調は確かにそれ…と思いながら見てました。お前なんで毎回そんなにフォント見てんの?って思われそうなんですけど職業病みたいなものなんで見逃してください
・ダンス全員分の定点ほしい。普通に目が足りてなかった。止めがすごく良かった記憶だけ残ってて曲の何処だったか忘れたのが惜しい。
・横アリだとライブ耳栓なくても平気な時が多いので付けてなかったんですけど特効の関係もあってここが1番耳の危機を感じた。けど爆音が大正義系の曲なので単純に私の耳の許容範囲の問題。爆音曲に特効はなんぼ盛ってもいいですからね。コメダのかき氷くらい当然の顔で盛っていい。
・これ聴きたくて帰り道で通常盤注文しました。

□幕間映像

・どこからともなく出てくる武器の治安が悪すぎる(褒めています)。
・ハンマーと金属バットとバールのようなものまで覚えてるんですけどこの鈍器バーゲンセールの並びなら残りは鉄パイプとかだったんだろうな…

■22.8BEAT

・物凄く高いところからトランペット鳴り出して微妙にざわつく客席。ほぼ天井みたいな所で堂々と吹いてる横山さんめちゃくちゃかっこいいな…と思いました。
・シンプルに演奏と展開が上手いので体感時間が秒。こんなド直球に音楽で魅せられるあたり、本当にやれることとやろうとすることの範囲が広くて凄い。安田さんのギターがラウドオタク的にめちゃくちゃ馴染みのある歪み感。
・Let Me〜に続いてそこ動くんだという舞台装置、裏の設計図頭で描き出したけどよくわからんかったのでなんかでそこ見せてくれないでしょうか、無理か?
・現実的に難しい気は大変するけど屋内型オールナイトフェスのオープニングアクトでこういう演出でこの曲弾きながら出てきて欲しい。

■23.NOROSHI

・若干イントロ不安になったけどちゃんと持ち直したので舞台上の場数を感じる。
・この曲もそうなんですけど関ジャニさんCメロが凄く濃い曲が多いというか、誤魔化しが効かない直球勝負で「ここで絶対に落とす!」みたいなのがCメロにガチガチに盛られてていいな…と思います。
・個人的に各メンバーの手元定点が欲しい曲一位。

■24.象

・基本低音を拾いやすい耳をしてるのもあるんですけど特にこの曲はイントロ丸山さんのベースがめちゃくちゃ良かったです。一音目の低さがエグい。
・間奏のところで給水してる大倉さん見て素で「ここで!?」ってなる。ここで!?

■25.言ったじゃないか

・内容見ると情けない曲ではあるんですけど、演奏している姿は大変に格好いいのでずるいな、と思いました。人間はギャップに弱いものなので…
・ここの曲だったかが微妙なんですけど丸山さんが横山さんにちらちら目線送ってたような(横山さん結構手元見てたので実際目があった瞬間があったかが確認できず)
・記憶が正しければ丸山さんが指弾きだったような気がする。指弾きベース好きなので最高。

■26.勝手に仕上がれ

・ライブ終盤に出すためにある曲。バンド曲なんですけど内容的には専業(?)バンドではどんなにコミック寄りでもまず出てこないだろうアイドルの曲、という化学反応感。
・村上さんの煽りが毎回100点満点のタイミングで入る。
・普通のライブだと多分構成的に難しそうなんですけど、これを歌ったまま暗転してフェードアウトする終わり方のセトリも見たいなと思いました。それかライブ映像にエンドロール入れてこれ流して欲しいんですけどすでにそういう映像がある気もするのであったら教えて下さい。

■27.LIFE~目の前の向こうへ~

・前の曲で「終わらないで」を歌ってこの曲で「まだまだ終わらないから」を歌う構成がすごく良く出来てる。
・大倉さんのドラム終盤の生命力削ってる感がすごい。
・曲締めが皆さん楽しそうでとても良かった、なんか安田さんが跳んでたような気がするけど確証が持てない。

□メンバー挨拶

・詳細レポは他の方が書かれてるので割愛しますが、やっとここまで来れたというような言葉が多くて、表に出している以上に色々な苦労と葛藤があったんだろうなと再認識。
関ジャムフェスの感想でも書いたんですけど、皆さん程度はあれど生きた舞台で呼吸するタイプのエンターテイナーだと思っているので、それが難しい状況というのは泥水の中を泳ぐようなもので今回のツアーでようやく少し空気に触れられる瞬間が出はじめた、という感じなのかなと。
・万全とは到底言えない(おそらくそこが当人たる彼らにとっても一番口惜しいところだと思いますが)状況でも、少しでも多くやりたいことと伝えたいことを盛り込んでいきたいという誠実さを感じました。

■28.キミトミタイセカイ

・大倉さんがドーム公演への拘りを語った後にこの曲が来たので、「ああまだ全然満足してないんだな」っていうことを思ったんですけど、そういう風に未来を担保にしてライブの今を作るのが凄いなと思いました。
・さっきも書いた気がするけどこれもCメロが良い。

■en.1.関ジャニ∞ on the STAGE

・最初に聴いた時「これ関ジャニさん版日常OPでは?」と思ったんですけど、ライブに来てMC等々聞くと今の彼らにとっても舞台は非日常だろうなとなったので“on the stage”が確かに一番正確だなと思いました。
・2番Bメロの担当楽器の歌詞の時にJrさんがおもちゃの楽器を持ってきてて、推定プラスチックのトランペットが大変禍々しい色で面白かったです。結構大きかったけどどこで売ってるんだあれ
・曲展開通りに急に曲調変わるし急に踊るので期待を裏切らない。
・ステージ側用のおそらく回収が楽な銀テ=長いのでJrさんがめっちゃ身体に絡ませて退場していったのが面白かったです。というか今回Jrさん音楽番組以外で初めて見たんですけど後ろで踊る以外にもああいう仕事もするんだ…と感心してました。頑張れ。

□MC

・銀テープ奪い合いでステージを転がり回ったJrさん見ての村上さん「まあ皆さんあそこまでではないですけどね」からの「でも(自分達のこと)見てない節はある」「ノールックでとってほしい」の流れ、多分いつも思ってたんだろうな…感がすごい。客席は見える。
・銀テープ推定3mくらいありそう。長。

■en.2.ズッコケ男道

・こういう曲ってうっかりすると水物というか、歌う側の変化に曲が噛み合っていけなくなってしまうことがありそうな気がするんですけど、リリースからかなり年数も経ってグループも各個人も色々と変わった所があってもアンコールで使えるくらい『ホーム』の感覚がありそうなのがいいなあと思いました。実家。
・名前分からないんですけどラスサビ近辺這いつくばった状態で多分ファンサしてたんだろうJrさんがいてガッツが凄い。

■en.3.ココロに花

・頭のRe:LIVEでも同じこと書いたんですけど、これもOPにもEDにも持ってこれるような曲だなと思って、でもこちらはより後ろを振り向かずに真っ直ぐ前に行くような曲だなと。
・しんみり終わるのではなく、途中に泣いてもまだ続くよ!という期待感を残しながら手を振って笑って終われるのって凄くいいなあと思いました。


◇全体感想

関ジャニさんの守備範囲の広さ、というより”攻撃範囲の広さ”をめちゃめちゃ感じたライブでした。面白かった!し、すごく考えて作られているなあと。
確実にできることだけをやっていくんじゃなくて、手を伸ばしてさらにその一つ向こうをやろうとする気概というか。多くの楽曲にあるような泥臭さとがむしゃら感がありつつも、きちんと舞台の上のプロとしてそれを仕上げてエンターテインメントとして成り立たせてみせる手腕がすごく際立っていた3時間でした。
歌もダンスも演奏も、なんでもやれるという状況って一歩間違えれば器用貧乏というか全部中途半端になってしまうと思うんですけど、そういうことを感じさせず、寧ろ不完全な部分を伸びしろとして今とこれからの魅力にしていけるような強かさがあったと思います。

個人的にアイドルというのは夢を見せる存在だという解釈でいて、見せる夢がどういうものであるのかはそれぞれ違う(し、当然そこに優劣はない)と思っているんですが、関ジャニさんの場合は限りなく現実に地続きの夢だなあと思いました。
ライブの後も当然観客の日常は続くので、帰れば仕事や家や学校がある、そういう帰った先の日常に直接続いてくれる時間であり、日常のちょっとしたところで手を引いてくれるような記憶というか。そういう夢なんじゃないかなと。

面白いところも情けないところも弱いところも強いところも格好いいところも、今までの彼らがどうあって、これからの彼らがどうなりたいと思っているのかというのをぶつけてきているような構成だなと思っていて、ある意味で未来を担保にしている凄く挑戦的な姿勢が見えたのが良かったです。
アルバムの8beat自体が多分今までの関ジャニさんから殻を破るような楽曲が沢山あったこともそうだし、今までの曲のブラッシュアップもそうなんですけど。
今の完成度だけではなく、まだまだやれることがあるし伸びるところがある、そういう風に変わっていくことを肯定していく、言葉を借りるなら『最高で最強』をずっと更新していこうとする姿勢が凄くエンターテイナーとして格好いいなと思いました。


本当に行けて良かったですし、これは確かに何度でも行きたくなるな~と改めて感じました。お誘いいただいて本当にありがとうございました…!
1/23の配信ライブでまた見られる(予定)ということで、今回あまり見れていなかった部分もしっかり見たいなと思っています。来年の楽しみが増えて嬉しい。

正気か?というくらい長い感想になってしまいましたがここまでありがとうございました、もし何かご意見などあれば下のマシュマロかTwitter(@kitta_kata)からいただけますと嬉しいです。

何かしらの鑑賞に回ります