アニメ「アイドルマスターシャイニーカラーズ」第3話を見ますた

アリストロメリアだと特に誰か推しということもない


【視聴中のつぶやきまとめ】
・「これまでのシャイニーカラーズ」のコーナー、いる?
・千雪さんが引っ越しして、アリストロメリアの2人がお手伝いをして、それで引っ越し蕎麦を振る舞ったと。なんかプロデューサーが俺までご馳走になってありがとうと言ってるけど、こいつは手伝わずにそばだけ食いに来たんだろうか…シチュエーションがよくわからん
・なるべきアイドルの姿に思い悩む…のを描きたいのはわかるが…なんかこう…抽象的な会話が続くの…つらい…
・放課後(ry チョコさんの極大抽選機のシーン、それはギャグマンガの文法なんよ
・唐突に癇癪を起こす子供
・そしてすぐに癇癪をおさめる子供
・甘奈さん感動のスピーチ

【感想】
 アリストロメリア回、当初から一番危惧していた。
 わかりやすくユニットメンバーの容姿や性格のベクトルを散らしているわけではなく、アンティーカや放課後云々のような「とりあえずわちゃわちゃさせて場を持たせる」というような手が使いづらいので。
 基本3人まとめて「あら素敵なお嬢さん達ですね」なユニットなので、この3人の内面を丁寧に描きながら、1話分の尺に落とし込むのには、脚本の精密さが要求されるだろうなと。
 そして残念ながら、物語性を生み出すのに十分な内容ではなかった。
そもそも「アリストロメリアの方向性」というテーマが、1回分のエピソードで解決させるには大きすぎる。
「引っ越し蕎麦食いながら問題提起されて営業行って拗ねてる子供宥めたら答えが見つかりました」
 という話の中で、例えば3人が意見を戦わせたり、それぞれがずっと考えていたことや小さな方向性の違いが明るみに出たりがあるわけでもない。
 フラワーパークの営業はつつがなく終わる。千雪さんがフラワーアレンジメントでは司会になってるが、それにまつわる思い出話とかがあるわけでもない。
 拗ねてる子供の背景を描くわけでもなく、その光景に重ねて甘奈ちゃんが過去の甜花ちゃんとのやりとりを思い出すとかもない。子供は声をかけられただけで機嫌を直してハイ終わり。
 流行りの言葉で言えば「虚無」。物語の導線はわかったが、何もこちらに感情のゆれを与えてくれない。これは1話でも感じたことので、脚本にも問題があるんだろう。
 そもそも登場人物が多いので、1人1人キャラクターを丁寧に描き切ることは難しいから、2話のように問題解決型のストーリーで無難に進めればいいのになというのは思う。
今回はMVシーンも勿体ない。フラワーパークの営業だからまあ、そんなに立派でもないステージで歌うことになる。それはわかる。
 でもそんなシーンをずっと律儀に描くより、別スタジオで撮ったMVシーンに切り替えたということで、見栄えのあるステージやカメラワークを描けばいいのになーと思った。

シャニマスは他のアイマスと比べても、特にユニットやキャラクターの設定については秀逸だなと思うので、期待しているところはある。だが、なんかこう、グランドデザインやクオリティコントロールの不在を感じることがままある。このアニメ化を通じて、何を成したいのかがよくわからないなーと。


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