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七夕片思い拗らせ話

私はあと何度、自分の無力さや虚しさと向き合えば良いのだろう。

昔からそうだ。
片思いを拗らせて、距離を測れなくて、失敗して、傷ついて。それでも、懲りずに好きな人が出来た。

大人になった今でもそうだ。
職場も違う、距離も遠過ぎるくらいに遠い。
ひょんなことから、同じ職場で働く機会があっただけ。なんなら、第一印象は最悪だったし、大喧嘩もした。

なんで、好きになったのかな。
なんで、あんな距離感や関係になったのだろう。

私から動いた部分もあるとは思う。
でも、相手からも近づいてきた節もある。
不思議な人だった。明るくて快活で、前向きで努力家で、でも少し抜けてたりする。
ただただ、可愛い。そんな人だ。

3ヶ月の間にいろいろあって、無事に出張先での仕事を終えて、静岡に戻っても気持ちは消えなかった。むしろ、却って気持ちが強くなっている。なぜなのか。私から連絡を絶とうとしても、絶えないLINEのせいだろうか。
電話する!と言われて期待している馬鹿な私がいるからだろうか。

今は、苦しいと好きという感情が交錯している。中途半端な関係が苦手なのだ。
そして、衝動は怖い。
会いに行くと決めてしまった。

時期外れの休暇申請が何故か通ってしまった。
断られていたら、諦めもついた。
なぜ、通しちゃったの。嬉しいです。
すみません。

移動手段も宿泊先も確保して、オシャレの勉強もして、準備は進んでいる。
気持ちだけが、まだ宙ぶらりんのままだ。

やっぱり怖いなと思っている。
関係性をはっきりさせたい。
区切りをつけたいという気持ちはある。
でも、怖いものは怖い。

勇気が欲しい。前に進む為の。
振り向いて欲しい。
駄目でも友達でいて欲しい。
やっぱり、私の心は子供のままだ。

七夕に願うことはひとつ。
好きな人と一緒にいられる時間をください。
できれば、繋げてください。
それ以上は、何も望まないです。

終わり

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