新潟県若手料理人コンテスト2022を終えて
・はじめに
今回、2023年1月24日に新潟市「食育・花育センター」にて決勝審査が行われ、そちらに出場することが出来たので参加してきました。
そもそも、「新潟市若手料理人コンテスト」とは?
・結果は、「こてんぱん」っす。。
何よりも先に、まず結果からお伝えしたいのですが
優勝は「阿部さん」(ついしん手紙 /新発田)、準優勝は「高野さん」(万代シルバーホテル)という結果でした。
[この他に学生部門があり、「にいがた製菓・調理専門学校えぷろん」に在学中の「高宮さん」が学生枠最優秀者として当日も調理やプレゼンへの参加、表彰もされていました。]
えぇ、まさに見出し通りですが、ワタクシこてんぱんにやられました。。
というより、完全な自滅でした。
ポイントとしては
・当日までの調整、メニュー化がうまくまとまっていなかった。[事前準備]
・「時間内に調理する」という、シンプルかつ最大の関門。[時間制限]
・オペレーションに囚われすぎて、「美味しいの追求」がまだまだだった。
[クオリティの最大化]
細かくはもっとあるのですが…
ざっくりと振り返るとこの3つだったのではないかと考えます。
それぞれ問題はあり、特に「事前準備」と書いてる時点で「おぃおぃ、それはその結果になるでしょ。(笑)」というのもあるのかもしれません。
しかし、「料理」に関しては、この「想定/想像する」というのが特に難しくもあります。(まぁ、出来なかった奴が偉そうに書くなって話ですが。。)
実際に料理した場所は、普段とは違ういわゆる「調理室」のような空間。
準備段階や事前説明でも確認はしていたのですが、当日の雰囲気や些細なことで都度調整しなければならないことが多くなる場合もあります。
また、そのためにオペレーションなども事前には確認していたのですが、メニューのレシピ化の際に工程はシンプルにしたのですが、食材に関しては「当日、状態を見て判断する。」部分があるものでした。
また、「時間制限」に関しては、自分が現在やっている形の中ではあまり重要視出来ていなかったことだったと改めて認識させられました。
もちろん、定番の一品料理やランチのような型のある料理であれば、ある程度の時間でクイックに提供することは出来るかと思います。しかし、予約を頂き"コース"のような形で料理を順番に提供している中では、「お客さんと話しながら、タイミングをみて提供する。」事が大事になっていました。
「決まった時間の中で調理、提供し切る。」という当たり前のようで、当然にやっていたはずのものが、コンテストという場では不思議なもので、小さな事の積み重ねが大きくなっていて対応しきれませんでした。
・「クオリティの最大化」こそが一番大事。
でも、やっぱり一番大切なのは「クオリティの最大化」
要するに「美味しいかどうか」だったのだと思います。
当日、一番面白く出来たか。
M-1と一緒です。 (違うか。。)
いや、もちろん今回のレジピもめちゃくちゃ良く出来たと思っています。
ただ、当日あの場で一番「美味しかった」のは阿部さんの料理だったと思います。
(発表や表彰後に片付けながら、食べ比べて話していたのは秘密ですが。もちろん受賞者3名に限らず、みんなの料理が本当に美味しかったです。準グランプリの高野さんのソースとかもめちゃくちゃ旨くて、多分引かれるぐらい飲んでたっす。笑)
それから、コンテストではプレゼンテーションの時間もありました。
(講評でも、今回はプレゼン要素の配点も高く設定されていたとのコメントもありました。)
待ち時間は意外とみんなでわちゃわちゃ話していたのですが、ふと阿部さんの持っていた資料の束がめちゃくちゃ分厚かったのが印象的でした。自分も結構綺麗に資料化して、準備していったつもりです。(自己紹介4分の文章もかなり手応えありました。)
ただ、その手にしていた紙の束に、何か熱量というか魂を感じたんです。
こればっかりは当日めちゃくちゃやられました。久しぶりに「料理人ってやっぱ良いよな。格好良いわ。」となんか心震えました。
・まためげずに「挑戦」します。
実は2021年にもこちらのコンテストで決勝までは進ませて頂いたのですが、参加直前に辞退させて頂く事になってしまいました。
「今回こそ勝ちたかった。」
って、終わってから思いました。
やっぱりそれじゃ遅いんですよね…
今回のコンテストは色々な事に気が付かせて頂きました。本当に参加して、ようやく決勝の舞台で戦えたことが何より嬉しくもありました。
また必ず挑戦します。
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