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「あなたがこの街で働きたい理由はなんですか?」

まず今回三条で働く事について考えた時に、いくつか理由となり得る項目は思いついた。
だが、何よりも自分にとってのきっかけになったのが「プロダクトの面白さ」だった。


「本屋」とはなんなのか?
またそもそも「本とは何になり得るのか?」
それについて改めて一つの街、一つのチームで取り組んで行くことの面白さに惹かれたのだ。

それは奇しくも、自分にとっては「飲食の事」に置き換えられる。
飲食業界は今回のコロナによるダメージが大きかった。
それは、単純に売り上げと言うものだけでは無い。(ましてや都内などでは補助金は飲食店だけなどと言われる事もある。)

「飲食の本質は?」と考える時に、人と人との接触が不可避であった。
と言うよりも、ネットでの販売やテイクアウトなど。それまではデリバリーや大手スーパーなどの得意分野でもあり、一般の店舗では考えていても行動するほどでは無い、やらなかった事であった。
それを「やらなければならない」となった時に、前提となっていた人と人のコミュニケーションが必要かどうかさえ問われているのではないかと個人的には考えてしまった。

そうして、自分にとっての「飲食ってなんだったっけ?」と改めて考えていた時に今回の募集を見つけたのだった。

「本とはなんだったのか?」
今ではネットでも読めてしまうし実店舗に買いに行く必要もなく、自分が読みたいと思った物は手に入ってしまう。
だけれども「本屋」にも色々と可能性があると、改めて人が集まって今回の場所を作るプロジェクトになっているのだと思った。
それはこれからのコミュニケーションとはなんなのかを考えることでもあり、街に人を呼ぶことや生活してもらう事はなんなのかを改めて考えられるきっかけになるのだと思っている。

また、「再編する」というのも一つのキーワードである。
改めて考えるというのは、過去を振り返ってみることでもあると思う。
自分は新潟出身ではあるが、今回地元に戻るにあたって恥ずかしながら新潟のことを考える際に知らない事が多かった。それは「なんで今こうなっているんだろう?」と調べていく中でも、改めて知る事も多く。それはきっと自分だけでは無いのだろうとも思った。

知ってもらうという事も実は「再編する」中での重要な事なのだと思う。
まずは自分が知っていく事。そしてそれらを共有していく事で新しい物を生み出すだけではない、今あるものや習慣を改めて見直すことで新しい価値を作れていけたらと思っている。


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