見出し画像

エッセイ/僕の風邪は誰にもうつらない、誰の風邪も僕にはうつる

昔からそうだった。
いつも自分が体調を崩しても周りは誰も崩さない。
それなのに風邪が流行ってくると間違いなく自分は風邪をひく。
流行りはじめに風邪をひいて、そのあとにもう一度風邪をひく。
2回目の風邪が治るころには流行も終焉に向かっているので、そこで風邪のキャッチボールは終了する。最後のボールは僕が持ったままだ。


昔からそうだった。
体調を崩しやすく、崩すと長引く。
フィジカル的な生命力が弱いんだと思う、血圧も下は30台、体温35℃台。
夏は室内が寒くて辛い、冬は外も室内も寒くて辛い。
おおむねいつも寒く、いつも辛い。


決して悲観的な生き方や思考をしているわけではないんですよね。
むしろ自分の傾向と対策を理解して向き合っているので、
向上心はあるとさえ言える気もしている。
ただ、往々にして凍えている。


日本海側の冬は一生辛い。
大嫌いというわけじゃないけど辛いものは辛い。


ありがとうございます。進行形で記憶を供養しています。