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再燃した世界一周の旅 この世はでっかい宝島

中学生の頃進路相談の三者面談で担任に希望を尋ねられ前触れもなく「留学したい」って言って母と先生が驚いた。
でもわたしは至って真面目で、留学について調べ資料も取り寄せ、海外の高校に通うという選択肢以外考えていなかった。母の、高校は日本で通ってほしいという希望で進路は日本の高校になったけど、わたしの海外への興味はその頃から具体的になった気がする。

いつの頃からか人生を通りしてやりたいことは、見たことのないものをたくさん見て、行ったことのない場所へたくさん行くことになっていった。

大学ではお金を貯めて長期休みのたびに海外へ行った。それから就職しお金を貯め、ついに海外に住む夢を実現した。
その時もう一つ実現する予定だったことがある。
それは帰国前に世界一周の旅をすること。
滞在を一年伸ばしたり予定が変わって、その計画は先伸ばしになった。

それから日本に帰国し、webの仕事を日本で続ける中で長期で世界一周は中々難しく
その想いもいつしか霞んでいた。代わりに長期連休にはそれまで行ったことがなかったヨーロッパや南国への一人旅を楽しんだ。

行った事がない場所へ行く度、見た事がないものを見る度、わくわくそしてドキドキした。

見たことがない文化や考え、景色、食べ物に触れ、世界は自分が知らない事で溢れていることを知ったし、今まで知っていた常識や考え方はたくさんある中の一つの在り方だということも色々な場面で体験した。そういう一つ一つの経験がわたしの好奇心を満たした。

その後コロナ禍に出産し幼い子どもを育てる環境で世界一周は疎か海外旅行だって以前より気軽なものではなくなっていた。
でも最近、SNSで就学前の子ども3人を抱えたごく普通の家族が世界一周の旅を叶える過程を見たり、母と小学生の娘が色んなサービスを利用して賢く世界の色んな国に行く親子を知ったりした。
目を向ければ世の中にはたくさんのそんな人がいた。

世界一周家族のママの「出来ないと思う理由こそがあなたの強みだ」という言葉が心に響いた。

そんな人たちを見ていて、いつしか霞んで心の隅で成りを潜めていたかつての世界一周の旅への想いが蘇った。環境が変わった今家族と行けたら最高だなって。
もちろん日本にも行った事がない場所がたくさんある。

それで具体的に考えてみた、何はともかく体力的に行けないとどうしようもない。
海外へ行って行動する十分な体力って考えると行けるのは50歳くらいまでかなあ、そうすると限られた時間の尺の短さに気付いた。

20代の時のようないつかの遠い未来は、今現実的な明日の延長になったんだ。
そしていつかはその明日にさえも追いつく。

だから今できることを考え中。
こうやってこれを書いてみることも実現への一歩の一つ。文字にする事で自分の想いや願いに目を向けてみる。
ちょっとやってみたいこともある。

今できることから。
見たことのない景色を娘と一緒にたくさん見てみたいな。


この世はでっかい宝島、今こそアドベンチャー。

3.12  Thu

写真は2018年のエルニド


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