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古沢”家康”の物語と魅力!

「どうする家康、最初のクライマックスきましたね!」

「古沢さん、あー書いたか???みたいな!?!?」

「”あー”とはどーゆーことですかぁー???」

「ああ、”キンカンあたまぁ!”はね、”信長公記”などでも、出てくる。明智光秀は、ツルッパゲだったんだけど、有能で良く働き、そして、丹波・丹後あたりを任されていて、そこの領主としても有能で、中国の古典などもよく読んでいて、太公望、諸葛孔明などの事蹟にも明るいおじさんだった。」

「村々をしょっちゅう廻って、民にも声をかけていたそうですね!」

「彼の教養のなせる技だな。なので、ものすごく良く日焼けしていて、禿頭も赤銅色によく焦げていたらしい!」

「で、キンカンアタマァ!って呼ばれていたと!」

「信長って人は、他人の感情を逆なでするユーモアの持ち主で、光秀はキンカン頭、秀吉はサル、など、純粋に面白がって、呼んでいたらしいね!」

「それは、史実なんですね‼️」

「まあ、タイムリープしてみてきたわけじゃないけど、”信長公記”などにはそう書かれているね!」

「しかし、本能寺の最後のシーンで、信長と光秀が対面して、”キンカンアタマァ!”て叫んだってことはないですよね!」

「いやー面白かったけどね!そう書いてある本は無いね!wwwwwwww」

「あの辺が、正統な歴史好きが嫌がるとこなんでしょうね!?」

「ま、そうだけど、もう、戦国と幕末は、面白い”正統な”物語がいくらもあるんでね!そういうのが好きなら、そういうのをみればいいでしょ!w」

「ドラマは、必ずしも同じような書き方はされなくても良いと。」

「う〜〜〜ん、歴史好きとしていうけど、物語としての創作は自由であっても良いでしょう!?」

「ん?どういうことですか?」

「歴史物語は、所詮、後世の解釈なんでね!?」

「ん???」

「例えば、正統派が古沢”家康”に文句言いたげなのは、クラシックの演奏会に行ったら、フリージャズを聞かされたわい!っていうような怒りだけど、フリージャズだと思って、切り替えて、演奏の妙味や脚本家の解釈を楽しめば良いんだけどね!」

「楽譜通り、作曲家の意図を汲み取って、それを忠実に再現しなくても良いし、演奏も純粋にそのテクニックを楽しむ余裕があれば良いってことですかね?」

「まあ、そういう感じで、楽しめば良い。」

「瀬名どの(築山殿)も、もっとカンの強いヒステリーの女性だったようで、有村架純さんが演じたような芯が強いが、普段は大人しく優しい女性的な方だったと思っている人は、歴史好きにはいないね!」

「そうなんですね!」

「司馬さんの何かでも、瀬名の武田家内通については、触れられているんだけど、まず、”正室が勝手に戦略的な手紙を出すなどありえない時代”と断った上で、しかし、築山殿は今川義元の姪で、武田方にも親戚や友達、旧友的な関係のものはいただろうとして、万一、手紙のやりとりくらいあって、ちょっとしたグチ程度書いていたかもしれない!しかしそんなものは”戦国期きっての知将・謀将として知られた信玄が、ヒステリーの女性が送ったグチ手紙をまともに取り合ったとは思えない””と書いていて、家康には、”あの人はああゆう人なのだ!”と一言、述懐させている。」

「しかし、古沢さんのお話では、家康と瀬名は仲睦まじいが、戦国らしく、浮気もするおじさん的な部分も書いて、瀬名を現代女性のように振る舞わせていますね!」

「”信長公記”や”三河物語”などは、もう、内容の評価が定まっていて、なくならない、なくならないから本流の歴史が歪められることはないよね。だから、これからの創作物語はもっと、自由に楽しめてもいいよね!!!」

「家康って人は、戦国を最後まで生き延びた覇者だけあって、子供は多ければ多いほどよいと思っていたようですね!」

「生きていく途中で、自分より強かったり、智謀にたけたものも数多くいたが、そのうちのいくつかは後継がおらず、周りに食い荒らされて滅びているのをみているからでしょうね!」

「そうだね、だから側室も多いんだけど、だいたいが25すぎて30くらいまでの、それも一度誰かの嫁になって、その家の子を産んだ後、主人が戦争で亡くなった後家さんを多く側室に迎えている。」

「子供ができるとわかっている女性を選んでいるんですね!」

「12、3歳で、嫁いで、15歳くらいで、すでに母になるのが普通だった時代なのでね、25といえばもう、”トウがたった年増”って時代なんで、家康は子供を作ることが本当に目的だったようだね!無駄なことはしない人だったみたいだ。」

「最後まで、つまり、大坂の陣を終えて、駿府に隠居した後も連れて行った側室は、一人だけで、有名な阿茶の局という人だが、これも現代人が思うような若くて綺麗なお姉さんというよりは、しっかりと脂肪がついて太ったおばさんで、でも、仕事がバリバリできる人だったらしいね。」

「その人は、関ヶ原の頃もすでに、戦場まで連れて行って、身の回りのことをさせていた人ですよね!」

「関ヶ原どころか、その瀬名と信康が、信長に殺されてその後すぐ、側に召されているね!」

「その時点で、阿茶の局(となる女性)は25歳、その上、この人も未亡人で、すでに、死亡した前夫との間にも子供がいたと書かれている。」

「前夫との間にできた子も、家康の忠実な臣下として働いてくれるかな?っていう計算も働いているような気がしますね!」

「まあ、将軍家の連枝のある意味、兄弟ってことになるからね!」

「家康って人は、中年以後は特に、無駄なことはしないし、全て計算づくなところがあるね!」

「たぬき親父って言われる所以でもありますね!」

「阿茶の局の能力は本当に買っていたようで、彼女は、秀吉と唯一やった大決戦の小牧・長久手の戦いでも、連れて行っている。その時、負傷したらしくて、流産して、それからは妊娠の能力が奪われたらしいが、それでも側から離さなかったらしいね!よっぽど気が利いて、賢い女性だったんだろうね!」

「駿府城で死ぬ時までそばにいた女性は、この阿茶の局って、有名ですよね!」

「阿茶の局は、どんな風に描かれていくかな???古沢”家康”」

「古沢”家康”はおもしろいよ!古沢さんの描く家康はあれはあれで、純粋に楽しめば良いと思う。」

「今の流行で言えば、あり得た別の歴史に転生して経験する別の次元・世界線の物語と思えば、むちゃくちゃ面白い!」

「ま、クラシック好きには無理ですね!期待しているところが全然、違うし。」

「ま、強制はしないよ。しかし、楽しめたほうが世界は豊かだよね!ただ、正統な歴史解釈とは違うって言い続ける人もいた方が良いかな?信じ込んじゃう人がいるのも困るかもしれないし・・・・・・・・。」

「別の世界線か、むしろアニメならもっと自由に創作できたでしょうね!www」

「ま、また、誰かやるでしょう!wwwwwwww」

「期待しておこうかな???」

「お話の世界って、もっと自由であって欲しいね!www」

「塩野七生さんの”ローマ人の物語”なんかも、面白いけど、こういうの日本でもドラマ化して欲しいね!」

「日本の女性視点で見るシーザー(カエサル)とかね!イタリアでは評価高いんだけどなぁ!!!」

「日本やヨーロッパの古代も、お話ににすると面白いところいっぱいあるんだけどね!」

「姫が書いてみたらどうですか?」

「もうちょっと時間できたら、ね!!!www」

「それも、期待しておきますよ!www」

「期待しないで待ってて欲しいね!w」

「じゃ、そうしておきますww。」


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