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この秋、旅したいところ!

「姫は、どこ行きたいですか?」

「博多!でね、そっから、船でプサン!(o・ω・o)bで、鉄道で、のんきに新羅系伽耶の故地から、旧新羅の都、慶州、まで行く!」

「そうだ、新羅行こう!」

「そうそう、韓半島は、その成り立ちから行って、古代から、

西北:都会
南東:田舎!

なんだよね!今の韓半島が、南北に分断されていながら、韓国の首都ソウルが異様に北との国境線に近いのは、”なんとなく北西が都会的でスマート、南東は田舎でキッタない”ってイメージが韓国人にはあるんだと思う。」

「だから、故地をめぐるにしても、田舎だったところが良いねって感じなんですね!!!姫の場合(・◇・)bb」

「日本なんて、さらにその果てから海を超えたさらにド田舎って感じだったんでしょうね!だからこそのジレンマがあるんでしょうね!現在の状況に。」

「思い返せば、中国の中原で負けたほうの武将や政治家が、数千程度の直属の部下どもを連れて流れてきて、小国を作るにしても、やっぱり北西に偏るね!」

「古代の箕子朝鮮にしても、箕子さまっていうのは、殷(商)の紂王の親戚(叔父様?)で、殷の宰相であったが、周の武王と太公望に攻め滅ぼされ、箕子さまは、逃げて、朝鮮半島に独自王国を開いたんだよね!」

「先に来たほうが中国、中原に近いところを”良い場所”としてとるのは普通ですよね!」

「あとから来たほうが、既存勢力を征服できるほどの力がない場合、さらに東に送られるね!そういうことが実際にあったとは、中国の歴史書にも書いてある。」

「馬韓が、結構、文明を受け入れていた時期でも、東の辰韓地域は、まだ、ばらばらに野盗や山賊の親分がめいめいに適当な場所に盤踞していたみたいだね!日本でも、畿内が文明化していても、関東、東北などはなかなかそうなって行かなかったね!更級日記なんてのにも、色々当時の宮廷の女性の目から見た関東が書いてあるね!日本も、相似形だね、韓半島と。」



「弁韓の地はどうなんですか?」

「弁韓は、新羅系伽耶になっていくところだけど、これは海洋民族だったようだね!」

「倭国の日本海岸線に住んでいる地域と同じ、海産物を海に潜って取って、食べて生活しているような連中がメインで、韓半島でも馬韓や辰韓とは、もともとの成り立ちが違っていたみたいだね!」

「むしろ対岸の倭国の一部(山陰や丹後半島、北陸、越あたり)と同じ民族だった可能性が高いね!これは、どちらかがどちらかを征服した、とかではなくて、もともと、海岸線には、両側に同じ文化、習俗の連中が蟠踞していた。歴史以前の縄文以前からね!旧石器時代とかに遡ってもそうだと思う。」

「両側を支配して、海を通る他族を挟み撃ちにしたり、通行税をとったり、払わないやつはシメて略奪したり、ま、どこでもやっているね!」

「瀬戸内海でも、有名な能島やその対岸、一帯の島々を抑えた村上海賊、ヨーロッパでも、地中海と対岸の北アフリカを押さえた海賊はは古代からあるし、マルタ騎士団など、名前はかっこいいが、ロードスやマルタの島々を根拠地に海賊行為でオスマンを苦しめたよね。」

「カリブ海の海賊の島もありますね!」

「16世紀から17世紀にかけて、カリブの島、特に、キューバとドミニカの間あたりのハイチュー島にいた”カリブの海賊”は有名だねー!」

「パイレーツ・オブ・カリビアンなどですね!ディズニーでもアトラクションになってますし・・・。」

「みんな海産物も食うし、それらで交易もするけど、武力を背景にした通行税もとる。そして、気に入らなければ、略奪する。」

「アジアにもあったんですね!w」

「百済と新羅、そして、中国大陸の王朝とも直接、交易した倭国の政府(古代は、大和朝廷)などの思惑もあって、海の民は消えていくね!」

「なんとなく、文明化して、中国風の政体を作って、儒教風の礼を知らないと馬鹿にされていきますね!w」

「日本でも、もともと海の民の大いなるものであったであろう、息長氏、尾張氏などの在地豪族は、現天皇家の重要な始祖のはずだけど、その源流は神話の中のお話にされて、藤原氏の作った中国風(百済風)の政体をとっていくことになるね!」

「あー、古代の海の民ってなんか、ロマンだな!気楽に、適当に生きていたんでしょうね!東地中海にも、聖書に出てくる系統不明の”海の民”がありますね!」

「あ、紀元前1200年頃、東地中海上で活動した系統不明の民族。ヒッタイト、ミケーネ文明を衰退に追いこみ、エジプト新王国にも侵入するなど、西アジアに大きな変動をもたらした、って言われている奴らね!」

「藤原氏の始祖、百済王族の末裔の、藤原鎌足、不比等らと最後に争ったのは、大海人皇子で、これは、息長氏系の正統皇位継承者であったはずだけど、大化の改新(乙巳の変)ー壬申の乱、を経て、傍流に落とされていきますよね!名前が海の民の末裔だよね!wwwwwwww」

「ま、生きるか死ぬか?それも自然任せでは国として、成り立たないから、文明化は必然だね!w しかし、大海人皇子とは、確かに実は、名前に出自が書いてあるね!中大兄皇子とはかなり違う。兄弟ってのは、つじつま合わせで後付けな気がするね!不比等が考えたんだろうね!www  とはいっても、藤原不比等は徹底的だ。大海人皇子の天武天皇は、明治維新までは、歴代の天皇に数えられていなかった時期がすごく長いね!」

「クーデターってのは、ここまで徹底的なんですね!」

「これも、百済を経て、大陸中原の文化・文明にさらされてきた百済王族なればこその周到さだよ。藤原氏はすごい!」

「博多から、プサン、そして、海の道を通って、新羅の古都、慶州を眺めてきたいね!古代のアジアにもいた海の民に思いをはせて!」

「ふぅ~~ん、姫もたまにはロマンティックなこと、言いますね!w」

「妾、王朝時代の記憶があるのでな。しかし、あの頃は、大陸のことなど知らなかったね!」

「そして、はかなく散っていった海の民に思いをハセたい」

「地中海の海賊も、古代はベルベル族などもいましたが、全て、はかなくなっていますね!地中海でも、海の民の伝説は色々あるねぇ!」

「ギリシャにその痕跡はあるのかな???」

「あるといいですね!w」

「ロードスやマルタに行ってみたいね!」

「御意に御座いますよ。」

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