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おでましものにぶっ飛ばされてのご機嫌さん

週末職場でちょいとデカイのがドンと現れて、今回はポンとナニカが折れてしまいその場に居ても復旧は見込めそうもなかったので午後から有給にして帰ってきてしまった。
大抵いつもは休憩とったり気分転換したりである程度のリセットは出来るのだけど、今回はちょっと離れて自分に問うても一番その時の自分の心に添うのが「この場から離れること」だった。

何かメンドクサイ事やヨロシクナイ出来事があっても、その時の私がその場で自分の中をなんとか出来る時はそういったものが出てくるから、感情に任せて勢いだけでそうしたいのでなければ、要は自分の真ん中まで戻って出てきたものに対しては私は躊躇なくそちらを優先するので「仕事だから」とか「急に休むと迷惑かかる」とかそんなもんは関係なく即決する。
いや、もちろんガーッとその後の業務に支障はないなと確認した上でだけど。というか、こういったものが出てくる時は殆んどそうしても支障なんてない時だし、そもそも組織内での仕事の午後の半日なんて突然飛ばしても自分がいなくてどーこーなるなんて事はない。その分別日がちょっとタイトになるだけだし、半日や1日突然消えたところで大事になるようなら、自分の処理方法バランスがどこか違ってるんだろーと思う。じゃないと突然の病気や怪我で休むことも出来ないじゃない。

それでもかなり前は「他の人に迷惑かかる」とか「急に休みにしたら何て思われるか」とかそんなもん気にして実行出来なかったりしてたのだけど、それも「周りからどう見られるか」を単に自分が気にしてただけなのと、「自分がやらなきゃ/居なきゃ」という自己満足・おごりだったと気付いてからはアホだったな~と思いその思い癖は採用していない。

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突然おとずれた平日午後の休日。

さてどーするかと考え、昼ごはん作る気なんて全く起きないから何処かで食べてくか買って帰ろう。どこか公園とかで食べるのもいいな。
途中下車しての店もあれこれ考えたけどなにぶんココロが半分固まってるのは変わりないので人混み入る気にはならず結局地元で。
ここしばらくタイミング合わず食べてないランチのお店を思い出し、ダメもとで行ってみたらあら空いてるじゃない。ラッキー♪とそこでお腹を満たしながら「うっは。こうやってこれ食べれてるのもアレがあったからからだよなー。ありがたや~」とか能天気に思ってる。夕飯用のテイクアウトまでし、お家までをふらふら。

うーむ、今日は神社には呼ばれないな。ほんならばどこぞでコーヒーでも買って帰るかと思っていたら、宣言中お休みされててやっているはずのないご近所さんのカフェの前に看板が出てる。あれ?と覗いてみたらオーナーさん気付いて下さり、急遽思い立って今日から営業再開したらしい。バタついててテイクアウトもちょっと時間かかるとの事だったから、週末だけ販売してるお花だけいただいた。
ここのお花が好きで休店前は時々買いにきてた。ちょうどお部屋の花切れしてたので嬉しい。会えるはずのないオーナーさんのお顔久しぶりに見れてお花まで買えてなんてラッキーなんだ!

ふふふと足取り軽くなりお家へ辿り着きお花を花瓶に活けてコンビニ調達したコーヒー飲んでまったり。平日の昼下がり。至福の時間。

もともと夕方から人と会う約束をしてたこの日。仕事帰りに直行する予定だったけど、せっかくだから何処かの公園でも寄って行こうかな。職場のIDカードやら余計なものを置いていけるからちょっと身軽で行けるぞ。

普段使わない駅で降りるので、あまり乗らない路線に乗る。電車って面白いのね。地下鉄でも路線違うと雰囲気がまったく違う。地上走る電車も地下鉄乗ってる時の気持ちとは全然変わるし。それを利用してる人達の流れと走っている場所でこんなにも違うのかといつも思う。
ほんの数駅、普段あまりお目にかからないタイプの方々の人の流れと電車の中での様子を感じながら、まるで異次元に居るような感覚を楽しむ。その人達の生活の流れに私はいないから、その場に居るのにまるで目の前で映像がながれているのを観てるような不思議な感覚。

でも実際は自分の生活範囲内だろうと何だろうとこの感覚の方が近い。限られた異なる空間だとよりそれを感じることができるから面白い。
まー自分の至近距離の日常はリアルに感じすぎてついついドーンとのめり込んでしまうのだけど。

頭で考えることを止めるようになってその時の感覚で動くようになってから、こういった知らない場所での電車の乗り換えとかも、案内図確認しなくてもその時ピッタリの車両に乗れてる事が殆んどなので笑ってしまう。何となくで乗り込んだ場所が降りる駅で目の前が改札階段の所になる。楽しい。

以前初めて来たときに気になっていたパン屋さんでパンを買う。チェーン店ではないのでここでしか買えないもの。普段はグルテン減をなんとなくしてるけど、こういった時は食べたいと思ったパンを買う。
まーでも"ちょくちょくは来ない"と思ってるからいつもより沢山買っちゃうよね。見慣れないピカピカのパンが美味しそうに並んでるもんだから、もう頭の中は嬉しくって走り回っていてどれを諦めるかで真剣に悩んでる。で、そんなに買い込んで食べきれるのか?ワタシ。

パンを手に公園へ向かう。
む?あそこにもパン屋さんがあるじゃないか。しかも好みのニオイがプンプンするぞ。なんてこったい!流石にこれ以上買っても食べきれないぞ。むーん。。ちょろっとだけ店内を拝見。あー、美味しいやつだ。次の機会にココは決定。次この駅を訪れる楽しみができた。

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初めて訪れたその公園は、とても静かだった。
子供たちがはしゃぎ走り回り、色々話し声も聞こえる。それでも、静か。
うーんこの感覚は何だろう?と結構広い敷地内をゆっくり歩く。

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空はどんよりしていて雨が落ちてきそう。
ベンチに腰掛け、初めましてのこの場所をゆっくりと味わう。遠巻きに楽しそうな子供の声があちらこちらから飛んで来る。

なんか、樹木たちがみんなおとなしい。黙っているわけではないのだけど静か。お天気のせいかしら? とか思いながらさっき買ったばかりのパンを1つ頬張る。 ウマい。

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あ、そうか。静かなんじゃなくて優しいんだ。
公園全体が人を見守っているかのような優しさがある。都内の中の造られた公園だからそれぞれ趣と個性はあるのだけど、ここは人々が訪れてひとりでボーッと佇んでも安心してゆっくり出来るようなそんな優しさで満ちてるんだ。
だから入口付近の平台は子供連れのお母さん方で賑わっていても、少し離れたり高台に登るとひとり時間を楽しまれてるご老人や、読書してる女性やリュック背負った若い子もそれぞれひとりで散策してる。あら素敵。
自然ぽい樹木がそびえてる中でひとり時間を持てる空間は、都内ではあまりない。ここでは樹々たちがそのひと役を担ってくれてるみたい。歩いていてもどこかで座っていても、その周りをくるっと包み込んでくれてるような、そんな優しい静かな感じ。
いいとこ見つけちゃった。今度こちら方面来るときは、時間ゆったり取ってランチでもしながらまったりこの空間を楽しもう。

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約束の時間が近付いて来たから公園を後にし、知らない街をテクテク歩く。
行き交う人々も、同じ人間なのに私の普段の生活圏の人達とは纏っている空気感が全然違う。どちらがイイとかでは勿論なく、ただただ面白いなーと思う。住んでる人達、土地柄もろもろひっくるめて醸し出すその街の空気感。旅行でも何でも、こういったのを感じるのが私は好きだ。


たくさんお話しして楽しい時間を過ごし、お家帰って昼間テイクアウトしておいた物食べてまったり。何作ろうかとか何食べようかとか考えなくてもいいのはラクちん。


午前中におとずれた出来事は、最近のホコリ舞い上がりが少し落ち着いて新たに現れたその下の層のもので、結構な破壊力をお持ちだった。
出来事そのものや誰かとかにどーこーなるわけではなく、自分の中での反応に「もー、いいじゃん。もう充分じゃん。もうこの化石のような重たいものは要らないじゃん。」と湧いた出来事と"イマ"の自分の真ん中との距離感が遠すぎて、一瞬でフリーズしたようだった。
そしてそれは長年かつての自分を支えて維持してきてくれてきた考え方であり生きる術であり知らずに身に付けていた技だった。
それをしたその人に怒りが出るとかではなく、ただただその現れが悲しかった。こうやって来たのかと目の当たりにした。
いつの間にか見えないところまで沈めてしまったもの。


もう、要らん ね。


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終わってみればやたら楽しい午後半休だった。
予定外のもの食べられて、知らない自然のカタチを感じられて。お久方振りの人に逢えて。
うん、たまには突然の"自分ご機嫌さんタイム"をつくるのも必要ね。



「それがいま一番ココロにそっていること」と感じたら、自分優先で動けるようになっているのが嬉しい。世間体らや周りがどーのとかそんなのぶっ飛ばして、そういった時は自分のココロ、直感を最重要事項として動く。ふるまう。実行する。

自分の瞬時のキモチを拾って動くと、その後どーなるかなんて分かってなくても、ちゃんとヨキ方へナニカが導いてくれる。それに素直に従いながら所々で現れる発見やら驚きにに嬉々としてれば、いつの間にか"ご機嫌さん"に落ち着いている。

いや元々みんなご機嫌さんなのだから、忘れちゃってるアレソレを「あなたのご機嫌さんはこっちでっせー」と思い出しの素をポイポイ投げ掛けてくれる。
拾うか拾わないかは自分しだい。その時拾わなきゃ、またどこかのタイミングで投げてくれる。
まー、あまり見ないふりしてると段々そのキッカケがキツくなってくるけどな。私はキツイのヤだから、見付けたらホイホイ拾っちゃう。

6月終わりまであと少し。
もう少しクリアに。
もう少し静かに真っ正面から。

ちゃんとトキが来ればそうなるから と
どこかからナニカがとんでくる。

確かにそうね。

ならば いまのトキ に訪れてることを
どんどん驚き楽しもう。

そしたらきっと
知らない間に そのトキ だったり
するんだろ。

あら。
そしたらずっと そのトキ は
見つからないね。

まあいいか。
それも愉しそーだ。


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