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伸展型腰痛の原因
今日も柔道整復師、理学療法士、整体師の方、新人の方に向けて、僕の実際行っていることや考えについて書いていきます
今日は伸展型腰痛の評価について書いていきます
まずは伸展型腰痛についてです
伸展型腰痛で考えられる痛みは
・椎間関節の疼痛
・仙腸関節の疼痛
・椎間板性の疼痛
・筋・筋膜性の疼痛
・腰椎分離症(成長期)、分離部滑膜炎(成人)
・腰部脊柱管狭窄症
などが挙げられます
過去に記事として書いていますので参考にしていただければと思います
伸展型腰痛の原因
外傷以外の運動器の痛みは、痛みが出るようになった原因があると思っています
施術としては
・現在出現している痛みに対しての施術
・原因に対する施術
こちら2つを段階を踏んで行うようにしています
伸展型腰痛に関して痛みを引き起こす原因を書きます
①胸椎伸展可動域低下
胸椎の伸展と共に肋骨後方回旋、挙上が起こります
その際に下位肋骨は側方に開くという決まり事があります
施術を行う際には、上部腹筋群に対してアプローチします
上部腹筋群緊張により、胸椎伸展時に下位肋骨が挙上しせず、側方へ開かないことにより、胸椎の伸展がスムーズに行われない結果、胸椎伸展が制限され、腰椎が過剰に伸展する例もあるようでした
この場合には上部腹筋群緊張によって下位肋骨の側方に開く動きが阻害されいる結果、胸椎伸展ができなくなっているので、アプローチするのは上部腹筋群になります
またこの場合、腰椎は左右どちらかに回旋しながらの伸展となる形になるようでした(中間位での伸展はできない)
なので左右どちらかに負荷が増えることも予想されます
②体幹安定性低下
腹横筋の活動低下が指摘されています
③股関節伸展低下
股関節の屈曲拘縮がないかどうか判断しています
具体的には、腸腰筋、大腿筋膜張筋、大腿直筋など股関節軸の前方を通る筋をチェックしています
④骨盤安定性低下
骨盤の安定性に関しては、仙腸関節の痛みが関わってきます
過去に記事で書いていますので参考にしていただければと思います
人間の体はパーツ単体で動いているのではなくて、連動して動いています
可動域が悪い箇所があれば、どこかで過剰に動く必要があります
つまりこの4つの可動域が低下している結果、腰部に負荷がかかっているという考え方です
股関節や骨盤は注目されやすい部位ではあるのでご存じかもしれません
胸椎に関しては、理解が少ないセラピストもいると思います
ぜひ参考にしていただければと思います
明日も臨床頑張りましょう
ではまた
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