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足関節捻挫後の痛みが取れないセラピストは読むべき記事


足関節捻挫後の痛みが取れずに苦戦するときってあると思います

その際にどのように施術しているのか書いていきたいと思います

捻挫後の痛みを取れると周りとも差がついて患者の信頼も上がると思います

足関節捻挫での疼痛が残存している際には、筋膜の硬さが関係している例が多いと感じます

筋膜を理解する

筋膜は深筋膜、浅筋膜とありますがこの記事では深筋膜について書いています

深筋膜は3層構造になっていて、層の間にはヒアルロン酸が存在しています

筋が収縮する際には、筋膜が滑る運動が必要なのですが

筋膜の層の間にあるヒアルロン酸の粘性が増強することによって、筋膜の滑りが悪くなり、自由神経終末などの痛みの受容器を刺激して痛みを感じることがあります

ヒアルロン酸の粘性が変化するのイメージですが、

良い状態がサラサラ

悪い状態がベトベト

なイメージで、ベトベトであればスムーズに動くことはできないので障害がうまれやすくなります

どんな障害が起こるのかというと
①疼痛(筋膜には自由神経終末が豊富(筋肉の10倍)なことから)
②筋出力低下(固有感覚受容器も存在していることから)

ヒアルロン酸の粘性が増強する原因として
・炎症
・脱水
・PH低下(酸性)
・過活動
・温度
・ホルモン
など
があります

足関節捻挫では、靭帯損傷が起こるわけなので周囲に炎症が波及します

結果、周囲の筋膜間のヒアルロン酸の粘性が増加(ベトベト)になり

①自由神経終末を過剰に牽引、刺激

②筋出力の入力がうまく入らない

ということが起こり疼痛が残存することが臨床上多いと思います

自分自身の臨床でも、前距腓靭帯損傷後の痛みが残存している患者に対して、内側の筋膜を施術することによって改善したケースもありました

周囲筋膜の動きが悪く①、②が起こる結果、関節の動揺性が発生し捻挫後の痛みを引き起こしている例も存在していると思われますので参考にしていただければと思います

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