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座位姿勢の骨盤前傾・後傾について

今日も柔道整復師、理学療法士、整体師の方、新人の方に向けて、僕の実際行っていることや勉強した内容ついて書いていきます

今日は骨盤の前傾・後傾に関して書いていきます

施術でも評価するポイントにはなってくると思います

骨盤の前傾・後傾を生じさせる運動(座位の場合)

①腰椎の動きに伴い骨盤が前傾後傾するパターン

腰椎前弯 →  骨盤前傾
腰椎後弯 →  骨盤後傾

ここでのポイントは第3腰椎だそうです

第4、5腰椎は腸腰靭帯で腸骨と連結しているので、第3腰椎が動く方向に4、5腰椎がついてくるイメージでしょうか

つまり第3腰椎が前方に傾くと骨盤は前傾します

②股関節の動きに伴い骨盤が前傾後傾するパターン

股関節が屈曲90度以上 →  骨盤前傾

股関節が屈曲90度以下 →  骨盤後傾

ここでの注意は胸腰椎移行部の動きになります

股関節が屈曲90度以上 →  骨盤前傾の場合
→胸腰椎移行部の伸展

股関節が屈曲90度以下 →  骨盤後傾の場合
→ 胸腰椎移行部の屈曲

がみられることがあり、同じ骨盤前傾、後傾の姿勢でも全く違う姿勢に見えてしまいます

ただ胸腰椎移行部の違いはあっても、骨盤前傾後傾は変わりません

腰椎、股関節の関係性を評価していくことが重要になるということでした

骨盤の前傾・後傾に影響を及ぼす筋

①多裂筋
緊張が高まる(第3腰椎を前方へ偏位) →  骨盤前傾
緊張が低下  →  骨盤後傾

②大腰筋
緊張が高まる(腰椎前方偏位) →  骨盤前傾
緊張が低下  →  骨盤後傾

③腸骨筋
緊張が高まる(股関節屈曲) →  骨盤前傾
緊張が低下  →  骨盤後傾

④大腿直筋
緊張が高まる(股関節屈曲) →  骨盤前傾
緊張が低下  →  骨盤後傾

⑤ハムストリングス
緊張が高まる →  骨盤後傾
緊張が低下  →  骨盤前傾

座位の姿勢では最低限これらに着目する必要がありそうですね

明日も臨床頑張りましょう

ではまた

体幹と骨盤の評価と運動療法

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