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椎間板内圧と硬膜外圧
今日も柔道整復師、理学療法士、整体師の方、新人の方に向けて、僕の実際行っていることについて書いていきます
ヘルニアで問題になる椎間板内圧と狭窄症で問題になる硬膜外圧について書いていきます
椎間板内圧(ヘルニアに関係)
椎間板内圧を姿勢状態からの変化
立位姿勢でかかる椎間板内圧を100とすると
座位では1.5倍
座位からの前屈(屈曲)で約2倍
前傾姿勢で荷物を持つで約3倍
長時間の座位保持では、腰椎前弯が消失し、前屈位と同様な姿勢となるとされています
これに椎間板機能低下の破綻などが加わると更に短時間で腰椎前弯は消失するとされています
ヘルニア患者においては、腹臥位、側臥位、立位では内圧が低値で
座位になると、椎間板内圧明らかに高まり、その差が激しかったと報告している論文もあるようでした
ヘルニア患者では前弯が消失したことによって、椎間板内圧上昇がおこり障害が出現しているケースが多いです
なので伸展を促し、生理的前弯を獲得させるような施術を行います
硬膜外圧上昇(腰部脊柱管狭窄症に関係)
硬膜圧が上昇することで、静脈の血流が悪くなり、付随して動脈の血流も悪くなります
動脈の血流が悪くなる結果、神経根の虚血が発生し、馬尾障害を引き起こすということになります
結果、痺れや間欠性破行が出現するということでした
立位姿勢の動体変化に伴う腰部脊柱管狭窄部の硬膜圧の変化をみると、後屈で圧上昇、前屈で圧減少がみられるそうです
歩行では
通常歩行の場合
硬膜圧は増加、減少を繰り返し、次第に慚増して硬膜圧は増強していきます
そして痺れて歩けなくなります
前屈位の歩行
硬膜圧は低いので歩行は割と長時間の歩行は可能になります
自転車走行
股関節屈曲位になることで腰椎が後弯状態になります
後屈は前弯が増強した状態なので、腰椎が後弯になるということは硬膜圧は減少します
つまり自転車走行では、硬膜圧は減少している状態なので長時間の走行が可能になるということでした
脊柱管狭窄症では、前弯が増強や腰仙部の角度が増強している場合に症状が出やすいので、股関節屈曲拘縮が原因となっているパターンも多く存在していると思います
初歩的なところですが、意外と忘れやすいので書きました
明日も頑張りましょう
ではまた
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