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腓骨筋腱炎について
今日も柔道整復師、理学療法士、整体師の方、新人の方に向けて、僕の実際行っていることについて書いていきます
今日は腓骨筋腱鞘炎のについて書いていきます
腓骨筋腱炎の施術の考え方
腓骨筋は長腓骨筋・短腓骨筋が存在しています
長腓骨筋は腓骨近位2/3に起始しており
短腓骨筋は腓骨遠位2/3に起始しています
長腓骨筋・短腓骨筋ともに、足関節外果後方を回ります
長腓骨筋は第1中足骨基底部底側に停止
短腓骨筋は第5中足骨基底部背側に停止
しています
停止の関係と運動連鎖の関係から伸張される肢位が変わってくるので
長腓骨筋腱炎は足部の過回内によるストレスで疼痛
短腓骨筋腱炎は足部の過回外によるストレスで疼痛
を呈していることが多いとされます
骨盤の動き(運動連鎖で足部の回内回外が決まるため)で疼痛が誘発されることもあり
骨盤の内方移動・前方回旋では長腓骨筋に疼痛
骨盤の外方移動・後方回旋では短腓骨筋に疼痛
が出現しやすく、腓骨筋腱炎で一つにまとめると、長腓骨筋と短腓骨筋でそれぞれ疼痛が出現する動きが違うわけですからアプローチを間違えると逆結果になります
つまり
長腓骨筋腱炎と判断した場合
足部の回内、骨盤内方・前方回旋を抑制するように施術を行う
短腓骨筋腱炎と判断した場合
足部の回外、骨盤外方・後方回旋を抑制するように施術を行う
ことが少なくても必要になってきます
腓骨筋腱炎と一つに括るのではなくて、長・短腓骨筋どちらの腱が疼痛の原因なのか判断して施術やサポートの固定を行うと効果的です
判断の仕方も
荷重して足部の回内、回外に負荷をかける
荷重して骨盤の内方、外方、骨盤前方・後方回旋を行い負荷をかける
動きで疼痛誘発動作を行い、判断しています
正しく評価を行い、正しい施術や固定を選択していきたいですね
明日も臨床頑張りましょう
ではまた
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