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一緒に笑い合えること

一緒に笑い合えることは楽しく過ごすためとても大事な事だと思います。
笑うことは心身の為にも良いと聞きます。

笑いで通じ合えた瞬間は、ほっとします。
立場や考えが色んな事が違う同士でも、一瞬は心を同じにして繋がる瞬間と思うからです。

私の笑いのポイントは、もしかしてちょっと人が悪いのかも?と思ったりしますが、
でもその瞬間はおかしいものはおかしいので、しょうがありません。
笑いをこらえて手をつねったり、舌をかんだりして耐えることも多くあります。

私たち夫婦の出会いの頃を思います。
はじめて二人でデートした時、彼が大らかに「ガハハハ」と笑ったのを見て、私の心も動き出しました。

それまでは自分にアプローチしてくる彼をちょっと下に見ていたと思います。
格好つけないので格好良くはないし、服のセンスも痛いとしか言えない感じだったし、トークも面白くはありませんでした。とにかく精神年齢も低い人だとばかり誤解していたのです。

そんな時、彼はガハハハと笑う事で一人前の男性であることを私に気づかせました。一瞬で私の感覚に訴えて来て、信用を勝ち取り、興味を自分に向かせることに成功しました。

主人もハンディキャップがある人ですが、
もしハンディキャップがなくて年齢を重ねていたら?という魂の姿が、あけっぴろげに笑う姿に重なって見えた気がしました。笑い出した彼はでとてもチャーミングだったので、その時から私は二人でのデートが嬉しく楽しみになってきたのです。

ノロケのようなことを書いてしましたが、
ただの友達だった私たちから、そのあと恋人となり、結婚して、現在も幸せに暮らしていることなどが、
その時の一瞬の笑いできっと決定されたと思います。笑いの力はあなどれないと思っています。

残念な事に、何がその瞬間の笑いのネタになったのかをもう覚えてはいません。でも笑った時の顔や声などは何年もたった今もはっきり覚えています。

そしてこのエピソードは本人は全く意識してないと思うので、記憶にも全くないでしょう。ささやかな一瞬でしたが、私の人生のいろんなことは、その笑いで決定づけられたと思ってます。

最近、お腹を抱えてまで笑う事はとても少なくなっていて、
涙を流して笑い合う機会は、次はいつ来るのだろうとおもっています。

その瞬間を心待ちにして暮らしていきます。

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