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Remoをイベント会場に見立てた100人オンライン飲み会を開催!新商品ビール発売企画の裏側もお見せします。

こんにちは、キッチハイクの川上です。事業開発を担当しています。

新型コロナによるイベント自粛の波を受けて、「一体どうやって商品PRしよう」と悩まれている企業や事業者さん、いらっしゃるのではないでしょうか。

キッチハイクも、4月以降に予定していたリアルイベントが軒並み中止になってしまったのですが、4月16日(木)にサッポロビールさんと一緒に開催したオンラインイベントが盛況だったので、その裏側をご紹介します!

PRした商品は、一般消費者とつくったオリジナルビール

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今回PRしたのは、キッチハイクがサッポロビールさんと共同展開しているブランドHOPPIN' GARAGE(ホッピンガレージ)」の新作ビール。

2018年10月から毎月1種類のビールを一般消費者のアイディアをもとに開発して、毎月お披露目の試飲会イベントを開催してきました。

▼これまでのイベント
https://kitchhike.com/portfolios/5bc877df528beb483a283a77

その中から、飲んだ方の反響がいい、量を増やして醸造できるレシピである、つくり手の熱量が高い、といったビールを今度は缶ビールにして実際に発売しています。2019年9月に「もぐもぐして探検するハニー」「婚姻のグレジュビール」「佐世保スイングエール」の3品が缶ビールになって、発売されました。



続く第4弾として、今回発売されたビールが「それが人生」です。

企画したのはコピーライターである石井ツヨシさんで、「苦いだけじゃあ味気ないけど、苦くなくちゃあ物足りないでしょ」というコンセプトのもと、やや苦味が強く、どこか懐かしさを感じさせる、粗削りな味わいに仕上がりました。


オンラインでのお披露目イベントは、豪華2部制で

今回の「それが人生」も元々リアルイベントを準備していましたが、新型コロナの影響を受けて、やむなく方針変更へ。
オンラインならではの盛りあげ方を検討した結果、YouTubeライブ配信(前半)+Remoオンライン飲み会(後半)という豪華2部制で開催することになりました!

19:00〜20:00 【無料ライブ配信】新商品発表会(YouTube)
20:10〜21:30 【イベント参加者限定】オンライン飲み会(Remo)

なお、今回のイベントの目的・解決したい課題は、以下のとおりです。

▼イベントの目的と解決したい課題

目的:新商品の発表お披露目・興味ある生活者と双方向のコミュニケーションを通じたPR
課題:新型コロナの影響で、リアルイベントを開催できないこと


参加者の自宅にビールを届けて、乾杯の準備

商品PRイベントなので、まずは商品を体験してもらわないと始まらない!ということで、イベント参加費をビール代込みの4,000円に設定し、参加者全員にビール1ケース(12本)を事前郵送しました。

オンライン参加でも、同じビールで乾杯することで、一体感のある体験を生み出すねらいです。

YouTubeライブ配信で、幅広い層にリーチ

そして迎えた当日。イベント前半は、YouTubeライブ配信での「新発売のビール発表会」。今回ビールを考案した石井さん、ビールタレントの古賀麻里沙さん、ビール開発を手がけたサッポロビールの醸造担当者さんなどが登場し、新商品の魅力を語ってくれました。


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ライブ配信は、イベント参加者だけでなく一般にも公開
リアルイベントでは会場の物理的なキャパシティによりPRできる人数に限りがありますが、その点、人数上限がないのがオンラインの良いところ。

実際に、大勢の方が同時視聴で新商品発表会をのぞきに来てくれました。


Remoを使って、100人規模のオンライン飲み会

オンライン飲み会といえば、「Zoom飲み」という言葉が生まれるくらい、Zoomが一般的ですね。

キッチハイクはZoomでイベント開催することもあり、ZoomにはZoomの良さがありますが、人数が一定以上になると、どうしても会話がかたよったり一方通行になったりする特性を感じていました。

今回のイベントの参加者募集を始めたところ、オンラインという話題性も加わってかあれよあれよと参加者が増え、なんと過去最多の100人規模に!

そこで、後半のオンライン飲み会は、大人数でのイベントに適した「Remo(リモ)というツールを採用することにしました。

Remoってなに?Zoomとどう違うの?

Remoは、その名の通りリモートチームによって運営されているウェブ会議システムです。
サイトは英語ですが、比較的直感的に操作できるので慣れれば問題ありません。キッチハイクでは、参加者に操作ガイドを事前に案内しました。

特徴1:テーブルモード
Remoの最大の特徴が、まるで飲食店にでもいるかのように、画面上でテーブルに分かれて会話ができるシステム。

これが実際の画面キャプチャです。1テーブルに最大6人座れて、同じテーブルにいるメンバーが上部に表示されます。

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拡大すると、こんな感じ。この画面はZoomと似ていますね。

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特徴2:ステージモード

参加者同士がフラット/双方向に話せるテーブルモードの他に、ステージから情報発信できるモードがあります。

それがこちら。左に映る4人が、ステージにいる登壇者です。

その他の人たちはマイクがOFFになり発言できない代わりに、登壇者たちの話を聞きながら、右側のチャットにコメントできます。チャットで登壇者にツッコんだり質問したりして、コミュニケーションがどんどん生まれていきます。
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Remoについてさらに詳しくは、黒田さんのこちらのnoteがわかりやすいです!(私たちも参考にさせていただきました!)。

Remoオンライン飲み会のながれ

ここからは、実際のRemoでのイベント内容をご紹介します。

100人規模のオンライン飲み会ともなると、「さぁ自由に楽しんで!」というだけではカオスになってしまいそう…。
そこで、上記の2つのモードを活用して会を15〜20分ずつのパートに分け、交流を盛り上げる補助線を引きました。

20:20 <1>ステージパート(挨拶&乾杯)
20:30 <2>テーブルパート(懇親会)
20:45 <3>ステージパート2(ビール開発者の話)
21:00 <4>テーブルパート2(懇親会)
21:30 <5>ステージパート3(サプライズゲスト登場)
22:00 締め

<1>ステージパート
冒頭で、司会から挨拶!会の流れを説明

まずは司会の古賀さん(左下)から、Remoの使い方や会の流れの説明、登壇者の紹介を。
チャットで相槌コメントがどんどん入り、早くも盛り上がってきています。

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参加者の酔いが進まないうちに笑、オンラインならではの注意点もしっかりアナウンスしました。

・自宅の場所が特定されない画角でカメラをセッティングすること
・場所を特定するような発言・質問は控えること
・接続トラブルでうまく参加できなくても、イベント参加費返金はできないこと
・画面キャプチャがSNS等でシェアされるので、ユーザー名などの映り込む情報に気をつけること

画面越しに、乾杯!

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<2>テーブルパート
その後は、テーブルモードを使って参加者同士の交流タイムです。

5×3で並んでいる丸テーブルを懇親用、左右2カ所ずつの長テーブルを休憩用テーブルにして、ちょっと一息つきたいときの居場所も用意しました。
行きたいテーブルをダブルクリックするだけで、席を移動することができます。

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商品開発者の石井さんがテーブルに来てくれた!

上が私がいたテーブルの参加者さんです。
ビール談議で盛り上がっていたら、今回のビールの企画者、石井さん自らがテーブルに登場!(画面中央)

さっきまでステージで見ていた人が、こうやってフラットに話しに来てくれると、グッと距離が縮まりますね。
石井さんにビールの感想を伝えたり、石井さんからステージでは話しきれなかったというこだわりポイントをお聞きしたり。石井さんと直につながれたことで、さらに今回のビールへの思い入れが増しました。

石井さんは全てのテーブルを乾杯しに回っているそうで、さながら結婚披露宴で挨拶まわりをする新郎新婦の父親のようでした笑。

また、他には醸造担当者さんと話が盛り上がっているテーブルも。自分がつくった商品の感想をエンドユーザーから直に聞けるのは、開発者側にとっても貴重な機会になります。

さて、その後も2度目のステージパートとテーブルタイムが続き、いよいよ会も終盤に。

<5>最後のステージパート

サプライズゲストで、なんとサッポロビールの高島社長がスマホ画面越しに登場
ビール大好きな参加者だけに、日頃飲んでいるサッポロビールの社長がカジュアルに現れて、チャットは大盛り上がり!社長もいち参加者としてイベントを楽しんでいる空気が伝わってきて、ますますサッポロビールさんのファンになる瞬間でした。

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最後は、みんなでもう一度乾杯!
イベントの最後は、ステージに参加者も上がって写真撮影。
ステージに上がりたい人は画面下の「Raise hand」ボタンを押すと、ステージにいる人がOKを出してステージに載せてくれる仕組みになっています。

画面から熱量が伝わってきますね。ステージの上も下も関係なく、イベントに居合わせた全員が一体となった瞬間でした!

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参加者やクライアントの反応は?

イベント終了後、たくさんの方から熱の高い声が届きました。新しい商品を知る、まったく新しい貴重な体験になったようです。

参加者の声

「知らない人とも繋がれる“オンライン飲み”、新しい体験でした!
自宅から気軽に参加できるので、カジュアルな雰囲気で参加できました!」
(20代男性)
「北海道在住ですが、他の地域の方とも気軽にお話できるのが新鮮でした」(30代女性)
「ビールづくりに興味があったのですが、醸造家の方とお話できたのは新鮮でした!いつか、工場見学にも言ってみたくなりました」(30代男性)

サッポロビール担当者さんの声

コロナ状況下でイベント開催が難しいなか、オンラインでも直接、生活者の方との交流を通じて、商品のPRができました。

現場がリアルからオンラインに移ったとしても、同じように近い距離感で、消費者からの感想・フィードバックを得られたため、新しいタッチポイントになったと考えています。
特に、地方在住者や子育て世代など、一般的なイベントにはアクセスが難しい方とも交流でき、新しい繋がりが生まれました。

イベントをスムーズに進める、サポート体制

運営・参加者双方にとって、「オンライン×Remo」という体験は全く未知のもの。最後に、そんなチャレンジングなイベントを成功に導いた、裏側のサポート体制をご紹介します。

ポイント1:Remoの操作はすべてキッチハイクスタッフが担当

アカウントオーナーとしてのRemoの操作は、慣れるまでなかなかの時間がかかります。細かい機能も充実しているため、使いこなすとなるとある程度の経験値が必要です。今回は、熟練したキッチハイクスタッフが裏側からすべての操作を行いました。イベントの司会進行、スライドの画面共有、ステージパートとテーブルパートの切替え、登壇者のステージ上げ下げ、リアルタイムチャットサポート、チュートリアルなどさまざまです。

今回は、例えばこんなオプション機能を活用しました。

▼ログイン後のウェルカム画面

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▼スタート前のアナウンス

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ポイント2:当日昼からRemoを開放し、自由に接続テストができるように

イベントは夜ですが、RemoのイベントURLを昼からオープンにし、好きな時間に接続テストができるようにしました。
中にはスタッフが常時いるので、接続の不安がある人は、事前にログインして、ビデオや音声のチェックをすることができます。

実際に、10名以上の方が事前に来てくれました。Remoの操作のみならず、イベントの主旨や新商品説明など、直接1on1でコミュニケーションできたのも良かったと思います。

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ポイント3:イベント中も、メッセージと専用テーブルでサポート

とはいえ、接続トラブルはイベント直前〜最中にどうしても集中してしまうもの。今回、エンジニアも含め3名のスタッフが担当となり、リアルタイムでサポートしました。

▼キッチハイクのグループメッセージ機能でのサポート
そもそもRemoに入れない方に向けては、キッチハイクアプリのメッセージ機能でサポートしました。

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▼Remoの専用テーブルでのサポート
Remoには入れたけれど、音声が聞こえない/画面が見えないなどのトラブルには、専用テーブルでサポートしました。
テーブルチャットでは画像共有ができるので、相手の端末に合わせて参考になるキャプチャを送ったり、できるかぎりの個別対応を行いました。

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旧式のスマホ端末しか持っていないケースなど、残念ながら最後までアクセスできなかった方もいましたが、丁寧なサポート体制を取ったため、幸いトラブルになることはありませんでした。


オンラインイベントプロデュース、ご相談ください!

今回のイベントを皮切りに、キッチハイクは今後も企業や自治体向けに、商品PRのオンラインイベントプロデュースを行っていく予定です。
ご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。お待ちしています!


問い合わせ先:info@kitchhike.com
コーポレートサイト:https://kitchhike.jp/
サービスサイト:https://kitchhike.com/

\いつも応援ありがとうございますもぐ✨/ キッチハイク公式キャラ「もぐもぐ」ですもぐ。キッチハイクがもっと成長できるようにがんばるもぐ!🚀